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長野県民主医療機関連合会

アクセスマップ

〒390-0803
長野県松本市元町2-9-11
民医連会館2F
TEL.0263-36-1390
FAX.0263-33-1229

機関紙:長野県民医連

第202号 2007.01.01


口の中から人権を守ろう

あずみの里の往診に 入所者さんの治療にあたる花村所長
▲あずみの里の往診に
工具箱のようなコンパクトな歯科機器を積み込んで
▲工具箱のようなコンパクトな歯科機器を積み込んで
療養棟の一隅があっという間に診療スペース
▲療養棟の一隅があっという間に診療スペース ▲入所者さんの治療にあたる花村所長

今日は月2回の「あずみの里」への往診日。朝9時、歯科医20年のベテラン、花村俊晃歯科センター所長と新卒で歯科センター入職、3年目歯科衛生士の竹村幸さんのペアが往診車で出発。
約20分で老健あずみの里に到着。2階療養棟では早くも1人の入所者さんが、新聞を抱えてテーブルでお待ちかね。所長と竹村さんが手早く物品や機械を広げると、瞬く間に「あずみの里歯医者さん」が完成。他の入所者さんも次々と周りを取り囲みます。だれも付き添いはありません。「花村先生の治療は痛くないって知っているから、みなさん安心して自分の番を待っていられるんですよ」と小沢恵美子師長。
飛び込みの入所者さんが、どんな治療をされるのかと、一部始終をじーっと観察しています。
「今日はどうされたですか」ゆっくりとした所長の声。
「せんせー、肩張って困るだよね」
「どれどれ」肩に手をかけながら治療開始。入れ歯を削ると噛み合わせが良くなりました。「ありがとー」と手を合わせます。
リクライニング車いすの入所者さん。付き添いに来る夫の到着を待ちながら、不安なのか、ときどき辛そうな表情を見せます。
「もうすぐですよー」治療の合間に声かけもします。
まわりの入所者さんは、まったく普段どおりの生活。広い療養棟に、ゆったり静かな時間が流れていきます。
完成した入れ歯はやけに大きく見えます。顎がやせた高齢者に、小さな入れ歯はかえって不具合なのだそうです。「入れ歯の評価は大切です、評判になりますから。うちでは大学病院レベルの技術で行っているんです」。
気がつけば昼食時間。できあがったばかりの入れ歯で美味しそうに食べ始めた入所者さんに、「あれ、そんなに食べられれば大丈夫だわ」と花村所長、にっこり。
この日の治療は14人、2人の額に汗がにじんでいました。


2004年4月に開設した松本協立病院歯科センター。わずかな間に「親切、上手」と高い評価を受け、受診者が増えています。「地域のみなさんの口の中の健康を守ろう」と、スタッフが一丸となって奮闘する歯科センターの活動を紹介します。


お金のあるなしがいちばん影響する歯科
歯科班会メニューを用意して地域へ
▲歯科班会メニューを用意して地域へ
「松本市は全国一歯科が多い地域ですが、来院された患者さんのほとんどが治療を受けたことがない、あるいは適切ではない状況でした」
花村所長は開設当時をこう振り返ります。
「痛くされるんじゃないかという恐怖感、お金がない人は診てくれないという現実、『死ぬわけじゃないから』と、後回しにしてきたのでしょうね」
お金のあるなしが受診抑制に最も大きく影響する歯科。5年ほど前の保団連の調査では、80歳で自分の歯が20本ある人とない人では、年間の医療費が5倍も違うという結果が。歯科の受診抑制は全身疾患につながっているのです。
「歯科の受療権侵害に対抗するため、口の中の健康を意識してもらおう、患者さんの立場に立った診療をする歯科センターの存在を知ってもらおうと方針を決めました」

健康になってほしい人のところへ出かけよう
新婦人子育て小組の歯みがき班会
▲新婦人子育て小組の歯みがき班会
松本歯科センターのスタッフは、歯科医師3人、歯科衛生士6人、事務2.5人、歯科技工士0.5人(事務長の大澤宏志さんが歯科技工士を兼任)の計12人です。
「地域の方たちの健康を守ろうとするなら、診療所で待っているのではなく、住んでいる場所に出かけて歯の大切さを知ってもらい、受診につなげるようにすること。それは、診療行為と同じくらい大切な民医連歯科の役割です」と大澤事務長。歯科の高い敷居を取り払い、民医連歯科と出会う機会を増やそうと、たくさんの試みをしてきました。
①友の会と協力しながら8本の班会メニューを用意して、歯科班会を開催。
②地元町内の夏祭りや松本市民祭など、青空健診に取組む。(年6回)
③新日本婦人の会の子育て小組、民主商工会での講演・歯みがき指導など、他団体と協同。共同保育園健診では、手づくりのエプロンシアター・紙芝居で健康教室を開催。
④友の会機関紙『ふれあい』に「知っておきたい歯のはなし」を連載中。
これらの催しは休日がほとんどですが、「『来週の日曜日、○○班会だれ行く?』と提起すると、『今度は私が行きます!』と手が挙がります。民医連経験のほとんどない職員が、よく学び、自分の思いとして行動している姿に頭がさがります」所長と大澤事務長は口をそろえます。

「入れ歯ははずすもんじゃないと思ってた」
松本市民祭の青空歯科相談も盛況
▲松本市民祭の青空歯科相談も盛況
実際に足を踏み出してみるとどうでしょう。
「『ふれあい』に出ていても『歯科センターあったんだね』という方も(笑)。70代の人で『もう何十年も歯医者にかかったことがない、入れ歯ははずすもんじゃないと思ってた』と、なかなか離れなくなっていたりね」と花村所長。「しっかりした歯で噛めば、脳への血液循環が良くなって認知症予防になる。歯がないままだと、言語障害や消化器系の疾患になりやすい」という講演も、新鮮でわかりやすいと好評です。
「班会で話を聞いて30年ぶりに受診する気になった」、青空相談では「2年前に入れ歯をなくしたが、金がなくて我慢していた」という人も。そういう人が歯科の門をくぐってくれることが、医療従事者としてのやりがいや誇りにつながっているのです。
医療・歯科・介護・連携で安心・安全を追及
歯を磨けない人への口腔ケアは特に大切
▲歯を磨けない人への口腔ケアは特に大切
2週間に1度開かれる病院診療委員会では医科との連携を図っています。
病棟への往診では、おもには高齢者の入れ歯の調節ですが、患者さんにとても喜ばれています。 
手術室では、心臓手術前に口腔内細菌による心内膜炎への対策を行います。睡眠センターの依頼で、睡眠時無呼吸症候群の患者さんが使うマウスピースを製作。
塩尻協立病院へは主に療養病床の往診に。口の中で渇いてしまった痰をきれいにして、口腔内の清潔を保ちます。
「先生がいてくれるときは痛くないだ(笑)」
往診中の石井医師
▲往診中の石井医師
毎週金曜日は往診日。今日は入職2年目(医師4年目)の石井賢紀歯科医師と歯科衛生士の大和都后さんが、Kさん宅を訪ねました。
歯科センターから車で20分ほど離れた山沿いの明治時代からという大きな家に、奥さんと2人暮らしです。足の悪いKさんはどこに行くにも移動手段が大変です。かいがいしく世話をする奥さんも「年とって車に乗れなくなったらどこに行くにも困っちゃってねえ。タクシーに乗って行くには遠いし、くたびれちゃって。来てもらって、ほんとに助かってます」。
ストーブが静かに燃える室内で、Kさんは経営していた会社のことを語ってくれました。時折うなづきながら、石井医師と大和さんは作業を進めます。「入れ歯があたって痛い」という訴えに、研磨機で何度も何度も微調整を繰り返します。
前に使っていた入れ歯をなくしてしまってから3年、「別になくたって、歯茎じょうぶだからさ」と言って、石井医師を苦笑させる一幕もありましたが、調整の済んだ入れ歯は無事、口の中に納まりました。
「先生がいてくれるときは痛くないだけどな」と、フフッと笑うKさん。「口の中の創が治れば大丈夫ですから、使って慣らしてみてくださいね。また来ますから」と生真面目に答える石井医師。
花村所長の「いい治療をするには自分の親にしてあげたい治療をすればいいと若いスタッフに言ってるんです」という言葉を思い出しました。
経営も患者さんも守って
歯科センターの1日の患者数は70~80人。大変と言われる歯科の経営について大澤事務長は、「歯科の診療報酬は意図的に低く抑えられ、06年4月の改定で民医連歯科は平均マイナス7.2%の減収です。増収を図るには、圧倒的な患者増以外にありません。かかりやすく、良質な歯科医療で切り拓いていきたいと思います」。来年度は先端医療にも着手、2つ目の院所を展望して人材育成を進める計画です。
12人のスタッフ全員集合!
▲12人のスタッフ全員集合!
「共同組織のみなさんと手を取り合って歯の健康を守っていきたい。そのためにもすべての法人に歯科センターを作りたいですね」県連理事でもある花村所長の抱負です。
(取材 宗田まゆ美+編集委員会)

切れた電球すら替えられないお年寄りのくらし 高齢者医療・介護・生活実態調査に取り組んで

実態調査 全日本民医連は、高齢者にさまざまな困難が押し寄せているなかで、すべての職員が地域に出て実態や要求をリアルにつかみ、運動につなげようと、10月、11月の2か月間、「高齢者医療・介護・生活実態調査」に取り組みました。 制度改悪への対応に追われ、看護師・医師不足のなかで、業務をやりくりして、県連内でも約1400人の職員が854件の調査を行いました。地域に足を踏み出して、見聞きし、感じたことは…。

高齢者の実態がここまで切実だとは

私は60代の女性にいろいろなお話を聞かせていただきました。
この方のご主人は去年脳血管障害で介護が必要となってしまいました。しかし、介護をしてもらえる施設がなかなかなくて、とても困っているそうです。
療養型や老健へやっと入れても、3か月で出されてしまいます。3か月後にはまた新しく受け入れてくれるところを探さなくてはなりません。さらに、やっとそこの生活に慣れたころに退所になってしまうので、継続的なリハビリもできず、患者さんにとって大変な負担になってしまいます。
また、経済的にも苦労されているようでした。収入は2人の年金しかなく、貯金を取り崩し、生活を切り詰めているそうです。ご主人をいつまでみてもらえるのか、お金がなくなってしまったら家で介護しなくてはならないけれど、そうなれば今度は自分が調子悪くなってしまうと、心配事は尽きません。
私の家族には介護の必要な人がいないので、今まであまり実感がわかず、ここまで切実だとは想像もしていませんでした。自分の将来も不安になりました。
最近、療養病床は部屋代・食事代徴収など、医療・介護制度の改悪が進んでいます。もっと関心を持って、改悪に反対したいです!!

股関節の悪いお年寄りからもベッド取り上げ

訪ねたのは70代の夫婦のお宅。松本協立病院に入院したり定期通院したりしているということで、病院に対して好印象を持ち、訪問をとても感謝しているようでした。
お2人とも厚生年金をもらっている方ですが、けして余裕のある暮らしではなく、訪れた時も「ほら、服もこんなの着てるのよ」という言葉が出るくらい、普段から食費や衣服、光熱費まで節約を心がけているそうです。
介護保険制度の改悪により、奥さんが今まで使っていた介護ベッドが借りられなくなってしまいました。股関節を悪くしていて、生活をしていく上で必要不可欠なので、やむを得なく自費で購入されたそうです。制度の改悪が本当に利用者の方を苦しめていることを心から実感しました。家で過ごす時間が多い方だからこそ、経済的にもより負担が少なく生活しやすい環境を整えるべきだと感じます。
そして、今回の訪問で知ることができましたが、社会の目が届かない死角で困っている高齢者が多数いるのではと思います。話に聞くよりも、文を読むよりも、実際に行くことによって得られることの大事さを感じました。
そんな苦しいことがあっても、とにかくにこやかに明るく私たちを迎えていただいた、ご夫婦の笑顔が印象的でした。

切り詰めた生活の中から支払われていた利用料

訪ねたのは、75歳女性、夫と2人暮らしで、生活保護を受けています。切れた電球も替えられないほど経済的に大変困っています。
暖房の豆炭も、ガスコンロで火をおこすとガス代がかかるので、近くの林で切った木をもらっておこす。食費を切りつめるため、1日1食しか食べられない。ヘルパーさんに買い物を頼みたいが、お金を切り詰めて買ってもらわないといけないので頼めない。夫も経済面・体調面で不安をかかえています。「もっと高齢者のことを考え、いたわってほしい」という言葉がとても印象に残りました。
普段から生活が大変だと聞きながらも、どこまで大変なのかわかっていなかったように思いました。苦労したり苦しんでいるのは、いつも弱い者なのだということを痛感した訪問でした。
この方は以前からサービスを利用している人でしたが、その利用料はこんなに切り詰めた生活費の中から出しているのだと知り、施設内だけの問題で終わらせてはいけないと感じました。

私が訪問したのは、以前長野中央病院に入院されたことがある78歳の女性でした。介護保険の要介護度は2で、夫と2人で暮らしながら、へルパーやデイサービスを利用しています。
足が不自由で1人では動くことができないため、日中は外出することもなく家で過ごすことが多いそうです。夫は働いているので1人でいることが多く、「退屈だ」とのことでした。夫はとても協力的で、食事を作ってくれたり、家のことをしっかりやってくれるのでとても頼りになると話してくれました。
また、医療費の値上げやリハビリの短縮などで、負担が大きくなったそうです。
調査を振り返ると、「せめて1人で外出できればねえ」と何度もおっしゃっていたことが心に残りました。「1人でも出かけられるような町やサポートシステム」…退院して自宅で生活している人が、もっと充実して生活できるような社会に変えていかなければと感じました。患者さんとしてではない、高齢者の生の声が聞け、とても刺激になりました。

調査にうかがったあるお宅は、事情があって多額の借金があり、「家計の中から医療や介護保険の保険料や負担金を捻出するのはとても苦しい」と語っておられました。このお宅に限らず、年金など、わずかな収入しかない多くのお年寄りは、上がり続ける医療、介護費に苦しんでいます。
本来、社会保障はお年寄りや障害者をはじめとした弱者を守るためにあるものです。しかし、現在政府がすすめている医療・福祉の構造改革は、本来の社会保障の概念からはかけ離れていると感じます。
今回の調査がその実態をより明確に表し、政府が方向転換をせざるを得ないような、大きな運動のきっかけになれば良いと思います。また、私自身もその実態を学び、多くの国民に伝え、運動の一翼を担っていければと感じています。

共同組織拡大月間が終了後、一気に調査に取り組もうという担当者・管理部の提案に全職員が参加し、目標数を達成することがほぼ確実になりました。
その陰には、社保の事務局員の強引とも言える支援と、職場責任者の涙ぐましい勤務の段取りと、勤務時間外でも対象の方に合わせ出かけるといった取り組みへの強い姿勢があったと思います。出発前の重い腰も、帰りには何か充実感があったり、同行した他職場の人との距離が縮まったりと、気持ち腰が軽くなったようです。
調査後の感想には、
「私も元気なお年寄りになりたい」
訪問行動 「いつも寝ている人が、起きて待っていてくれ、驚いた」
「今の制度は冷酷と、日々ひたむきに生活されている方が語られた」
「何の不自由もないと調査を拒んだ方も、話し始めると収入の範囲内でつましく生活されていた」
「10年のお付き合いなのに生活のようすをまったく知らなかった。独居でよくがんばっている」など、調査用紙には、たくさんの感想が記入されていました。生活実態をしっかり受け止め、私たちの力として活動していきましょう。みなさん、お疲れ様でした。




 


長野県&市町村にこれだけは言いたい!

長野
  • 安心して生活ができ、医療や介護をちゃんと受けられるようにしてほしい。(ケアマネ)
  • 福祉医療の窓口無料化をぜひ実現してほしい。長野市は公共の施設(公民館)にもっとピアノを置いてくれないかな。(事務)
  • 訪問看護利用者はショートステイの利用や入院が出来にくくなっています。いざというときに利用できるようにベッドや介護施設をもっと増やしてほしい。(看護)
  • まず浅川ダムは造らない。そして何でも「民営化」はやめて、教育・福祉・医療のお金はケチらずに。(PT)
  • 「副知事2名、秘書3名」どうしてそんなに必要なの? 給料は合計いくら? その前に借金かえせー!!(OT)
  • 自治体ともっと連携をとって仕事をしていきたい。今は同じ方向を向いていない気がします。(ケアマネ)
  • 長野の街にもいろんな施設ができたけど、通りの一つ一つの店が活性化されれば楽しく歩けるんじゃないかな。(薬剤師)

東信
  • 幼児の遊べる場所や施設が少ない。学童保育のような施設が幼児にも充実させてほしいです。 (検査)
  • 高齢者が予防給付に移行した場合、地域包括支援センターの対応や働きかけをもっと積極的に行ってほしい。(ヘルパー)
  • 行政は医療・福祉とも切り捨ててしまっている。一人ひとりにもっと親身に関わって。(看護)

中信
  • 県教委も現場の先生方とともに、保護者も巻き込んで真剣に対応してください。(看護)
  • 県知事選で「高校再編は白紙から考え直す」と言いながら、当選後は「あれは個人的意見で公約ではない」と結局統廃合を進めた手法は卑怯だ。村井知事さんよ。(物療)
  • 医療・福祉、特に高齢者医療の充実を。税金のむだ使いをせず、福祉事業に力をいれてほしい。(看護)
  • 近い将来起こるであろう地震災害や豪雪災害に備えての対策準備と河川整備を。(事務)
  • 松本市へ。地域のみんなが安心できるような「子育て支援」を真剣に考えて。(事務)
  • 地方自治にこそ本当の意味での政治が必要です。誰のための政治か改めて考えていただきたい。政治は世襲制ではありません。市民に政治を返せ!(物療)
  • 教育・医療・福祉と、守るべき人間に対してのいじめを、考え直す長野県政に。(介護)

諏訪
  • 共稼ぎ家庭の負担が大きい! 生み育てやすく仕事と両立できる育児事業の充実を!(栄養)
  • 最近は自治体政治の不正が横行しているので、そうならないよう県民の為にお金を使ってほしい。(事務)
  • 誰もが安心して医療・福祉を受けられるように制度の充実はモチロン、医療従事者の養成・確保にも力を入れてほしい。(事務)
  • 長野県の自然と県民の健康を守るために“ディーゼル車の排気ガス規制の強化”か“通行規制”の条例を制定してほしい。(薬剤師)
  • 諏訪湖を綺麗にしてほしい!!たまーに臭う、あの何とも言えない香りにはビックリします。遠くから見るとキレイなのになぁ…。(事務)
  • 青年に安定した仕事を提供すること。庶民増税と大企業の法人税減税反対。青年に明るく楽しい未来を!(薬剤師)

上伊那
  • 全国的にも医師・看護師が不足。中小の病院は看護師が集まらず現場は閉塞感を招き悪循環です。長野県独自の対策案など検討を!(看護)
  • 県民の代表で県政を司っている事を忘れないでください。あなたの努力なしで集まって来る税金は、私たちの血税です、決してあなたの物ではありません。身の丈に合った政治で県民一人ひとりのためにお使いください。(検査)
  • 医療改悪で医療・介護の現場が悲鳴を上げています。県民のための医療福祉制度の充実を求めます。(看護)
  • 国は社会保障、教育制度等破壊し日本を住みたくない国にしようとしている。長野は住みたくなるような県にしてほしい。(事務)
  • 村井知事が最初に言った「今までの県政を見直す」。その中身は医療福祉・教育問題を後退させる話ばかり。例えば県立子ども病院のあり方。より使いやすいように検討されてきたことを白紙に戻してしまう。浅川ダムも規模を縮小しもう一度建設をとの動きが出ている。県政を後戻りさせない運動が重要だと思うこの頃です。(総務)
  • 自分では声をあげられない人達の声にも耳を傾けてくれるような地域づくりをしてほしい。(ケアマネ)

飯伊
  • 育休を3年に拡大した職種の人の上の子を、保育園から幼稚園へ転園させるのは、県下でも飯田市だけ。子どもがかわいそうです。(看護)
  • ムダなダム復活でなく、県民のために税金をつかって。(事務)
  • 少子高齢化に対する有効な手立てを期待します。Iターンをしたくなる街づくり、子どもを産み育てたい街づくり、介護をしやすい街づくりですかね。(医師)
  • 飯田市も伊那でも産科閉院が相次いでいます。出産・子育てが安心してできる環境を、地域全体で考えていってほしいと思います。(薬剤師)
  • 飯田市では旧市街地の活性化のため、不釣り合いな高層ビルを建てたり、歩道と車道とが混在している道路をつくったり、まったく市民のためになっているとは思えません。(事務)
  • 親の仕事の有無に関わらず、誰もが希望したときに入所できる保育園制度の実現を願います。(事務)
  • 障害を持った方が在宅生活を送るために、各自治体が行っている独自のサービスをわかりやすく公表してください。(リハビリ科)

県連
  • 長野県の医学生修学援助資金貸与を公的病院だけでなく、県内の病院どこでも適用してほしい。(事務)


看護の輝きはいのちの輝き 願いはひとつ。 看護師増やして!

全国から5300人が元気に集った“医師・看護師ふやせ10・27中央集会”―そこに寄せられた看護師さんたちの「一言メッセージ」を紹介します。今年は「かなえる年」にしようじゃありませんか!


看護師 同世代の女性たちから「いい給料もらってるよね」って言われますが、仕事はハードです。続けてきたのは、この仕事が好きだから。でも、ハードです。この世界でプロになりたい、患者さんに喜んでもらいたい、役に立てる仕事をしたい…いろいろ思いますが、自分の体、時間、家族をいっぱいいっぱい犠牲にして働いているんじゃないかと思っています。もっと看護師がいたら、もっとゆとりの看護ができると思います。私たちの仕事って機械じゃできないから。(45歳)

患者さんと散歩がしたい。ゆっくりと話がしたい。夜8時に帰って翌朝7時に家を出るので、家のことをして眠るだけで終る、余裕のない生活。看護師を増やして~。(43歳) 看護師

ママ 残業が多く、家族一緒に食事をとることができず悲しいです。看護師である前に母親として、今の時期を大切にしていきたいと思っています。これから結婚し、子どもを生み育てる人たちがこんな思いをしないためにも、ぜひ!看護師を増やしてください。(34歳)

とにかく患者さんのそばにいたい。「寂しい、苦しいと訴える患者さんには、家族に来てもらう」…では、私たちの役割ってメディカルのみ、といったかんじ。救命の現場では、日々神経をとがらせていて、自分がすり減っていくのを感じます。(32歳) 看護師

看護師 看護師不足のため、子どもが病気でも休みを取らずに働き続けました。夕食も年寄りと子ども達だけでとることが多く、成人した今になって「あのときはさみしかったよ」と言われました。母親らしく、人間らしく生きつつ、いい看護をしていきたいという願い、かなえてください。(50歳)

患者さんから「やっぱり看護師さん足りないんだなあ」と言われてしまい、すごく残念でした。処置や記録に追われてしまい、ベッドサイドで患者さんと話す機会も少ないです。新人だけにコミュニケーション不足が看護計画にも大きく響いてきています。もっと患者さんと関わる時間がほしいです。(23歳) 新人

看護師 毎日、ドッと疲れが出て、1日寝ただけじゃとれない、慢性的疲労です! 身も心もズタボロで、大好きな看護がとてもできません。もっと生き生き仕事がしたーいっ!(26歳)

看護師が元気でいてこそ、患者さんも元気になると思います。時間に追われない、ゆとりある医療・看護を望みます。(28歳) 看護師

看護師 ごはんの時間をください。(26歳)

もっと早く保育園のお迎えに行きたい。やっと仕事が終わって迎えに行くと、残っているのは看護師のお子様達ばかり。看護師を増やして少しでも残業を減らして、早く迎えに行きたい。「遅くなってごめんね」ばかりはイヤです。(28歳) ママ

看護師 生理の時期、頭がものすご~く痛くなってつらいです。半日でも休みがほしいのですが、みんな取れていないので言えません。今、一番の願いです。看護師を確保して生休がとれるようにしてほしいです。(45歳)

私たちは患者様に安心できる看護を提供したいといつも考えています。だからいつも無理をします。それで家庭・子どものことは少し後まわしになってしまいます。よくないと思いつつ…。看護師を増やし、患者様も子ども達も大切にしたいです!(40歳) ママ

看護師 看護師歴42年になりますが、患者様の重症化・高齢化にともない、看護師はオムツ交換、食事介助に追われる毎日。ゆっくり患者様の話を聞きたい。(63歳)

小学生2人の母です。「お母さん今晩いないの? さみしいよ」と言われながら、後ろ髪引かれる思いで働いています。残業や変則勤務もあり、かわいそうな思いをさせていますが、自分が生き生きと働いている姿を見せていければと思います。そのためにも看護師を増やしてください!!(39歳) ママ

看護師 看護師を増やしても、利益が出る診療報酬にしてほしい。(40歳)

現状では、結婚したら仕事は続けていけない!(36歳) 看護師

看護師 看護学校を増やしてほしい。そして、看護師になったら離職しないようなケアも必要。(30歳)

疲労がたまり、いつミスを起こしてもおかしくない状態。患者様とゆっくり話もできず、逆に心配されている。こんなの変!!(40歳) 看護師

看護師 職場には、小さい子どもがいるのにがんばって働いている看護師がたくさんいます。それでも残業が多かったり、休みも少なく、理想の家庭生活を送れない現状を見ていると、このまま働き続けていけるのか未来が暗く思えてなりません。毎日毎日残業して、それでも患者様のヒゲそりや手浴すらする時間がない、ゆっくり話を聞いてあげることもできず、仕事に対する満足度がえられません。看護師を増やしてください。(26歳)

子どもが小さいので早く帰ってあげたいのですが、忙しくて残業が多くなります。帰ると子どもはもう寝ています。悲しいです。早く家に帰らせて~。(36歳) ママ

新人 看護師が充分いることで、看護の質が大きく向上することを、働いていてとても感じます。看護師、増やしてください!(23歳)

「この仕事が好きなんだ」と思うのに、人手不足で勤務がきつくなると、疲れがたまって気力が出なくなります。看護師を増やして、みんなが生き生きと働けるようになってほしい。(27歳) 看護師

新人 夜勤の人数を増やして、安心して働ける環境にしてほしいです。もっと看護師が増えるように国の体制を整えてください。時間に追われる看護はもういやです。(24歳)

仕事中は本当に忙しくて大変で、患者さんをきちんと看ている自信はありません。もっと自信をもった看護をしていきたい。いちばん被害を受けているのは患者さんです。(29歳) 看護師

ママ 毎日、毎日超過勤務で満足に家族に夕食も作れなーい!! もっと患者さんにゆとり、やさしさをもって接したーい!! 自分も心身ともにゆとりをもちたーい!! 帰れば寝るだけ!!(43歳)

検温やケアが終わってから「また顔見にきますね」と言いながら、ナースコールや記録etcに追われ「また…」ができません。もう少しゆとりをもって患者様に接したいです。(22歳) 新人

ママ 小学校4年の子どもが「看護師になりたい」と言います。「すばらしい仕事だよ」と思いながらも「大変だよ」という親心が出てしまって…笑顔になれません。未来のためにがんばりましょう!(39歳)

もっとゆっくり患者様と接することができたらいいと思います。目を合わせて話しかけたり、「苦しい」「痛い」というときには、体をさすってあげられるような。あたりまえのことが、今できずにいます。(26歳) 看護師

ママ 保育園に1番に行って、帰りは1番最後。時には延長保育の夜7時を過ぎてしまうことも。保育園から帰って、ご飯作って、お風呂入れて、歯みがきさせて9時には寝ないと、子どもが眠くなってしまいます。子どもの顔を見て、ゆっくり話せる夕飯の時間がほしい。(34歳)

患者さんは、夜になるにつれて淋しくなったり、もっと話を聞いてほしいと言ってこられます。そんな患者さんのそばに、もう5分でもいてあげられたらと心が痛みます。昼間も看護師不足でできないケアがあり、もっと十分なケアをしてあげたいと日々考えています。(39歳) 看護師

看護師 多忙すぎて“看護”でなく“業務”になっています。患者さんの気持ちを知る、ゆっくりとした時間もたまにはほしい。休憩なしで9時間業務は過酷です。(27歳)

「忙しい」というのが理由にならないコトはよくわかっています。でも忙しい!!と言わざるをえません。もっとゆっくり患者さんと会話がしたいです。いろんな思いを知りたいです。看護師が増え、よりよい看護ができるコトを望みます。(23歳) 新人

看護師 病欠・退職者があり、病棟の看護師がたりません。今、病気や産休の人がでたら夜勤が回りません。仕事を気にして、安心して子どももつくれない、赤ちゃんができても言い出せなかった人もいます。ぜひ、看護師増員を!!(27歳)

「日勤の日は残業で、子ども達と一緒に夕食がとれない」なんてことがよくあるのは、おかしいと思います。子どもがいても働ける、働き続けられるようにしてほしい。キツくて辞めていく人がいるから余計に残った人たちの仕事が増えてさらにキツくなっていく悪循環をなんとかして! エライ方々はもっともっと現場を見て回るべきです! 患者さんたちに「忙しそうで頼めない」なんて言われたくない! 増員、ぜったい、増員!!!(37歳) ママ

看護師 患者さんがご飯を食べ終わるのをゆっくり待てて、毎食後に入れ歯を念入りに洗ってあげられるような…余裕をもって関われるようになりたいです。(26歳)

具合が悪くても休むこともできず、体が休まらないのでストレスもたまり、心からの看護もできません。このままでは自分のほうが病人になってしまいます。看護師を増やしてください。(36歳) 看護師

ママ 小学1年生の子が、いつも1人で夜7時ころまで留守番です。定時に帰れるように医師・看護師を増員してください。患者さんにも人手不足で満足なケアが行えません。お金のある人だけでなく、地方の一般庶民にも充実した格差のない医療が受けられるようにも。国民って平等じゃなかったですか?(39歳)

看護師の情熱だけにまかせた医療政策はもうやめてください。医療の高度化・複雑化で看護師は燃えつきそうです。人びとの幸せに貢献するのが医療なのに、医療費抑制のために可能性を打ち切ってしまう現状を悲しく思います。医療従事者・患者様ともに幸せを感じられるような医療現場にしてください。(45歳) 看護師

看護師 危険のない職場をつくるためには、人員増が必要不可欠です。(36歳)

看護師もひとりの母。次世代を育てる大切な今こそ増員を!(38歳) ママ

ママ 10歳の子どもが1人います。独身時代から通算20年選手。働き続けてきたのは、人間が相手の仕事へのやりがいが一番と考えています。でも今の若い看護師さんは、結婚や妊娠を機に退職してしまう人が圧倒的です。ゆっくりと休め、体調が悪いときや妊娠中の母体の安全確保ができるような人員配置をぜひ実現したいと思います。(45歳)

現場の人数にゆとりがないので、体調が悪くても出勤せざるをえない状況です。患者さんに疲れた顔を見せてしまうことも多くなり、逆に「顔色悪い」と心配されることに。体調管理の重要さ、もちろんわかっていますが、急に具合が悪くなったとき、安心して休めるだけの人員配置がほしい。みんなボロボロになっています。(32歳) 看護師

看護師 Dr、Nsを増やしてください! 給料が仕事に見合っていませんヨォ~。(25歳)

自分の子ども達に、「ママはこんなにすてきな事を仕事にしているの」と伝えられるよう、看護師を増やしてください。(45歳) ママ

看護師 忙しすぎて、イライラしながら患者さんに接してしまうことがある。そんな自分を責めてしまう。もっと入浴や足浴をしてあげたいのに、できずにいる。看護師を増やしてください!!(25歳)

患者さんから声をかけられたり、頼まれたりした時に忙しく、「ちょっと待ってください」というのが口ぐせのようになってしまっている。患者さんは今すぐ何かしてほしいかもしれないし、すぐに済むことかもしれないのに…。もうすこし看護師がいれば、患者さんの声にすぐに応えられることができると思う。(23歳) 新人

ママ 子ども1人を働きながら育てるので精一杯。本当はもっとほしいのに…。子育て世代に働きやすい環境と保障を!(32歳)

看護師がいっぱい入ってくる一方で、やめていく人も多く、夜勤が減りません。日々の中でも業務をこなすことに必死になっている自分がいて、何のための看護師なのか…。夜勤看護師を増やしてほしい。(25歳) 看護師

看護師 急性期~慢性期、ターミナルの患者様を受け持つ病棟で3交代で働いています。日勤者が帰るのは平日は、ほとんど夜8時、9時。みんな慢性的な疲労、腰痛に悩まされながらも、休むと他の人がもっと大変になるからと、ムリをして働いています。ミスがないように仕事をすることが精一杯です。本当はもっとベッドサイドでいろいろなケアをしたり、患者さんと話をしたいと思っています。このままでは、やりがいを感じられないまま、精神的・肉体的に疲れて辞めていってしまう人が、今以上に増えてしまうと思います。看護師を増やして、結婚して子どもがいても働き続けられる環境をつくってください。(28歳)

小学生と中学生の子どもがいます。夕方になると、子どものことが気になり、残業になるとソワソワしてしまいます。看護師を増やして、ゆとりある看護を提供したいと思います。(40歳) ママ

看護師 看護師を増やしてください!! 2人きりの夜勤では、10分の休憩を取ることもできません。勤務が終わるとぐったりしています。休みがあってもしっかり疲れが取れず、そのまま仕事に行くこともあります。忙しさから、患者さん一人ひとりの声を充分聞いてあげられない状況をもどかしく感じ、イライラしてしまう自分がいることも辛いです。どうかゆとりのある中で働かせてください。(25歳)

「今日は何時に帰ってくるの?」と聞く子ども達に、「夜の7時かな~、8時かな~」と答える私。一緒にお風呂に入って、ゆっくり今日のことを話したい…仕事と家庭の両立はぜいたくなことでしょうか? お父さんの携帯電話を片手に、私の“帰るコール”を待つ子どもがいます。看護師、増やしてください。(36歳) ママ




今年も元気に!学んで語って行動しよう キラリと光る9条の会だより

「戦争したい、儲けたい人たち」と「武器はいらない、平和は対話での私たち」との綱引きは、今年も一歩だって譲れません。Tシャツ、クッキー、学習、署名・宣伝行動…元気いっぱいに活動する仲間から熱いメッセージ。

後悔したくない! 渡辺美智子(長野中央病院・中央エイド主任)
中央エイド9条の会 後悔したくないからです。自分がなにも知らないで、なにもしないで、9条が変わって、そのときになって「こんなつもりじゃなかった」とは言いたくないから。
講演会、戦争体験を聞く会、無言館ツアー、靖国神社見学、職場のみんなで見て、みんなで聞いて、思いを共有してきました。
現在、9条を変える動きがものすごい速さで進んでいます。集会に参加しても、ビラを配っても、署名を集めても、マスコミは取り上げない、国会では法案がどんどん可決されていく。一つひとつのことに失望します。この流れを止めるのが、むずかしくなっています。
でも今だけの問題じゃない。すぐに答えが出る問題ではない。何年後、何十年後の平和を求める運動に続くための継続地点です。平和を望む思いを消さないために、私は今、できる限りのことをやろうと思っています。

1人では大変だけど 赤津尚樹(健和会病院・作業療法士)
健和会 九条の会 健和会九条の会が結成されて、もうじき1年がたとうとしています。 
月1回の例会では、平和についての報告会やアピール、憲法連続講座などを行い、職場に限らず多くの参加者とともに取り組んできました。また、手作りの九条クッキーや九条茶など幅広く九条アピールをしています。
僕もそうでしたが、1人で何かを行おうとするのはとても大変です。1人ではなく多くの人と何かを行おうとする第一歩として、月1回の例会に参加してもらえるとありがたいです。
そして、周りにいる「活動したい」「勉強したい」と思っている人と声をかけ合い、お茶やお菓子を食べながらみんなで気軽に取り組んでいけたらと思います。

小さな力を大きな流れに変えよう 山口とよ子(はびろの里社保・平和委員会委員長)
06年7月の全職員会議で、宮下与兵衛先生の「憲法と平和について」の講演を受け、私たちの施設にも「9条の会」が誕生しました。
社保・平和委員会や青年JBと連携しながら、憲法・平和の学習会、署名活動、募金活動、戦争体験・活動報告会の開催、映画・ビデオ上映等の活動を予定しています。
「戦争からは何も生まれないこと、平和の大切さ、命の尊さを共に学び、小さな力を大きな流れに変えていきたい!」をキャッチフレーズに、平和への意識を高め、9条を守る活動を足元から地道に、しかし力強く、くり広げていきたいと思います。

小さな力を大きな流れに変えよう 山口とよ子(はびろの里社保だから医療人は9条を守る 市川大輔(県連・医学対担当)
九条の会・医療者の会 06年11月11日、「九条の会・医療者の会」発足2周年を記念した講演会に3歳の息子と参加してきました。講演会では、佐久総合病院の色平哲郎氏、元レバノン大使の天木直人氏、映画監督・片桐直樹氏、九条の会事務局の小澤隆一氏、また精神科医の香山リカさんからは「私は憲法九条を変えないほうが戦争や戦闘状態が隅に追いやられると思う」というビデオメッセージが寄せられました。
私は「この子たちの時代に戦争はあってはならないし、平和の尊さをいつまでも実感できる世の中にしなければならない。そのためにも憲法改悪の動きが強まるなか、人の生命と健康を守ることを使命とする医療人として、9条や25条をはじめ、今こそ憲法を生かすべきときだ」と、改めて確信することができました。

学んで、仲間を作って、行動しよう! 宮坂昌宏(諏訪共立病院・理学療法士)
第1期 県連平和学校 今、いじめ問題に注目が集まる中、“愛国心”を盛り込んだ教育基本法改正案が成立してしまいました。テレビでは“敵国”が作られ、核の恐怖をあおっています。リボンプロジェクトが発行した『戦争のつくりかた』になぞれば、後は憲法を書き換えれば日本は戦争ができる国になってしまいます。
今の日本は“おかしい!”
“戦争”は、怒りの連鎖しか生みません。連鎖を断ち切るためには相手の存在を受け入れる。話し合う。過去を学ぶ。行動する。そして、それを続けていくしかないのです。
私は、県連の平和学校に参加させてもらい、仲間で学び、考え、人に伝えるチャンスを与えてもらいました。今だからこそ、学んで、仲間を作って、行動していきましょう!

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