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第221号 2008.09.25
政治を変えるチャンス到来!
総選挙で医療・介護・くらし・平和を大切にする政治の実現を
政府がどんな代替案を示しても「後期高齢者医療制度」への国民の怒りは鎮まりません。臨時国会に向けて「一点署名」もひろがっています。
元凶は、社会保障費の毎年2200億円の減額。そのおおもとに働きかけ、地域医療の崩壊に歯止めをかけ、私たちの医療・介護事業の経営を守るために共同組織のみなさんとともに運動をひろげます。
08年末までに長野県連は12万2400人の共同組織、「いつでも元気」2300部をめざします。11月までの月間で今年の目標の8割をやります。県連各地での取り組みを紹介します。
元凶は、社会保障費の毎年2200億円の減額。そのおおもとに働きかけ、地域医療の崩壊に歯止めをかけ、私たちの医療・介護事業の経営を守るために共同組織のみなさんとともに運動をひろげます。
08年末までに長野県連は12万2400人の共同組織、「いつでも元気」2300部をめざします。11月までの月間で今年の目標の8割をやります。県連各地での取り組みを紹介します。
また、相次ぐ制度改悪の中で、「経営がたいへん」ということは組合員さんにも受けとめられていて、「自分たちも経営的に貢献したい」「健診を受ける人や受診する患者さんを増やすために何ができるのか?」という声が聞こえます。
その声に応え、月間中の祝日に「特定健診」の受診日(10月13日・11月3日)を設けます。取り組みの中で、組合員さんの利用率を高めたいと考えています。支部・班ごとに受診者を組織し、また新しい組合員さんの健診組織をすすめます。
東信医療生協を紹介する新しいパンフレット、特定健診案内チラシなどを持って地域に出かけ、「健康づくりの拠点=東信医療生協」をアピールする月間にしていきます。
集会の最後に石川常務理事が、「5万人達成まで純増で930人あまり、11月のジャンプアップ集会までに大台に到達できるよう地域、職場でおおいに奮闘しましょう」と述べ、大きな拍手に包まれました。
40支部では仲間増やしに力が入っています。職場支部でも呼応して運動をひろげ、ジャンプアップ集会が5万人の組合員さんと歩む第一歩となるようにがんばっていきます。
友の会員さんお2人にお話をうかがいました。「利用者さんからパワーをもらって元気になります」「帰り際の『ありがとう』という言葉が一番うれしい。ボランティアをやっていてよかった」と語ります。
ご自身も患者として病院に通うときに通院送迎ボランティアを利用したのが友の会に入るきっかけでした。病院のことは診療所時代から知っていて、「先生や職員が親切で、他の病院にはない家族のような温かみがある」と話してくださいました。
患者さん、利用者さん、ボランティアさんが支えあい、私達職員もそれに支えられている。日々の忙しさの中で見失いがちですが、自分達の病院や診療所が多くの地域の方々に支えられていることを忘れてはならないと思います。
今年の共同組織強化月間で、諏訪地域では昨年到達より500人増の会員7500人をめざします。
今まで以上に会員さんの病院利用を促進するために、外来診療委員会では「病院利用満足度アンケート」を作成中です。地域訪問の際にアンケートに協力してもらい、「生の声」を集めます。
また、各診療科や在宅部門の紹介を載せたチラシも作成中です。これらは現会員さんにも新会員さんにも配布予定です。まずは会員さんから病院利用の輪を広げて行きたいと思います。
毎年強化月間では、時間を見つけては何回も訪問に駆けつけて下さる意欲的な会員さんが何人もいらっしゃいます。職員以上に一生懸命、生き生きと活動している会員の皆さんの姿に心打たれます。地域の方々に支えられている病院の職員として、自分も誇りと喜びを持って新しい仲間作りに取り組みたいです。
また、各診療科や在宅部門の紹介を載せたチラシも作成中です。これらは現会員さんにも新会員さんにも配布予定です。まずは会員さんから病院利用の輪を広げて行きたいと思います。
毎年強化月間では、時間を見つけては何回も訪問に駆けつけて下さる意欲的な会員さんが何人もいらっしゃいます。職員以上に一生懸命、生き生きと活動している会員の皆さんの姿に心打たれます。地域の方々に支えられている病院の職員として、自分も誇りと喜びを持って新しい仲間作りに取り組みたいです。
健和会にかかりたいが通院の足がない方の送迎を行うのが「みんなの手」です。今では飯田市全体をカバーし、利用者は年間で延べ1万人。現在は車3台の送迎ボランティアの確保と送迎スケジュールの調整で友の会のカウンターに詰めています。
25年間、朝日タクシーに勤めていました。当時は「患者のためになる病院」「気楽にかかれる病院」「なんでも聞いてくれる病院」といった、私たちの望むとおりの良い病院がありませんでした。医者が1人で決めてしまって、他との連携がないような病院はダメです。
自分たちで自分たちの病院をつくるという気持ちで、和田病院(健和会病院の前身)の立ちあげの時から資金集めをしました。そのかわり平等に言いたいことを言わせてもらってきました。
職員のみなさんには、民医連の職場に就いたかぎりは、共同組織の一員になって外へ飛び出そう。健和会を大きくしよう。いい病院にしようという意識をもってほしいです。友の会を大きくすることで、患者さんを獲得しようという意気込みを。「いつでも元気」は全員に読んでもらいたいですね。
自分たちで自分たちの病院をつくるという気持ちで、和田病院(健和会病院の前身)の立ちあげの時から資金集めをしました。そのかわり平等に言いたいことを言わせてもらってきました。
職員のみなさんには、民医連の職場に就いたかぎりは、共同組織の一員になって外へ飛び出そう。健和会を大きくしよう。いい病院にしようという意識をもってほしいです。友の会を大きくすることで、患者さんを獲得しようという意気込みを。「いつでも元気」は全員に読んでもらいたいですね。
透析室からは、ペア職場である箕輪町ふきはら班会へ毎回職員が参加しています。現在の班会は基本的なメニュー(健康チェック・軽い運動や学習など)で行われていますが、徐々に職場からの提案も出していきたいと思っています。
班会に行くと、いつも組合員さんの熱心さを感じます。職員が勧めなくても「便検査は検査しとくと安心だよ。班会でやると安いから」などと、仲間に率先してアドバイスしたり、地域の知人・友人に声かけし新しい仲間を連れてきたり。本当に、「自分たちの病院なんだ」という気持ちで活動されているんだと感じます。それが私たち職員も励みになります。
組合員さんが支えてくれている。組合員も職員も同じ共同組織の仲間。その思いを共有できるような職場作りが大切だと思います。まず参加してみてください。そして感じて下さい。それが共同組織活動の魅力です。
班会に行くと、いつも組合員さんの熱心さを感じます。職員が勧めなくても「便検査は検査しとくと安心だよ。班会でやると安いから」などと、仲間に率先してアドバイスしたり、地域の知人・友人に声かけし新しい仲間を連れてきたり。本当に、「自分たちの病院なんだ」という気持ちで活動されているんだと感じます。それが私たち職員も励みになります。
組合員さんが支えてくれている。組合員も職員も同じ共同組織の仲間。その思いを共有できるような職場作りが大切だと思います。まず参加してみてください。そして感じて下さい。それが共同組織活動の魅力です。
青空の下、長野中央病院屋上に職員や患者さん110人が集まり、風船100個、メッセージ110枚を飛ばしました。
9月9日9時9分、「憲法9条を守ろう」「私の子どもを戦争に行かせない」などのメモをつけた風船が諏訪共立病院から大空へ。職員や患者さん、泉の会の方など約60人が参加。風船とメモには水溶性の素材が使われました。100個、メッセージ110枚を飛ばしました。
8月26日・27日の2日間、長野県社保協と長野県医団懇(民医連・保険医協会・医労連・難病連の4団体で構成)の共催で「医療・年金・介護・福祉なんでも電話相談」を行いました。
県社保協事務所に設置した電話には36件の相談がありました。そのうち23件が年金に関する相談で、関心と不安、怒りの大きさを感じました。
相談員として、県厚生連労組と県民医連から13人のMSWが対応にあたったほか、年金者組合、難病連の相談員が対応しました。
県社保協事務所に設置した電話には36件の相談がありました。そのうち23件が年金に関する相談で、関心と不安、怒りの大きさを感じました。
相談員として、県厚生連労組と県民医連から13人のMSWが対応にあたったほか、年金者組合、難病連の相談員が対応しました。
相談員として電話を受けました
年金の相談が多い中、後期高齢者による医療費負担の増大や施設入所費用に関する相談などもありました。「どうして国はこんなひどい制度を作ったんだ!」「負担が増すばかりでちっとも助かっていない」など怒りや嘆きの声が聞かれ、改めて現在の社会保障制度の問題を痛感しました。身近に相談相手のいない方も多いため、今後も住民の声を聞く機会を設けていく必要があると感じました。
ある利用者さんの事例をあげます。
利用者さんは80代女性で夫と2人暮らし。要介護3。長男が市内に住んでいるが、ほとんど行き来なし。アルツハイマー型認知症とうつ病があり、2000年頃、症状悪化のため入院。02年、病院にて転倒、骨折。手術後、自宅に戻る。この頃から夫の介護負担軽減のため入浴介助及び生活援助(調理、掃除)でヘルパー利用開始。
以前は週5回の介護保険のヘルパーを利用し、1か月の利用料は8036円だった。しかし、生活援助を有償の家政婦さんに変えざるを得ず、月に13回利用して(1時間1890円、1回2時間利用)4万9140円。加えて、身体介護の部分は介護保険で行い2814円。ヘルパーだけで、あわせて5万1954円の自己負担になっている。
以前は週5回の介護保険のヘルパーを利用し、1か月の利用料は8036円だった。しかし、生活援助を有償の家政婦さんに変えざるを得ず、月に13回利用して(1時間1890円、1回2時間利用)4万9140円。加えて、身体介護の部分は介護保険で行い2814円。ヘルパーだけで、あわせて5万1954円の自己負担になっている。
有償ヘルパーは経済的に余裕のある方は利用できますが、そうでない人は無理をして家族ががんばるか、我慢を重ねるかです。
介護保険創設の頃は「社会で介護を支える」とうたいながら、結局すべてを家族や自己責任に押しつける政府の態度には本当に憤りを感じます。安心して年をとれる、あたたかい介護保険になるように運動をすすめたいと思います。
介護保険創設の頃は「社会で介護を支える」とうたいながら、結局すべてを家族や自己責任に押しつける政府の態度には本当に憤りを感じます。安心して年をとれる、あたたかい介護保険になるように運動をすすめたいと思います。
9月13・14日に全日本民医連歯科学術運動交流集会が横浜市で開催されました。参加者は320人を超え、発表も127演題と過去最大規模でした。
岡山民医連からは初診時に経済状況や生活状況も併せて聞き取り、生活問題の把握に努めているという特徴的な報告がされました。山梨民医連からは待合室で救急蘇生を行ったという報告もあり、松本協立での対応について考えさせられました。私も昨年秋の「保険でよい歯科医療を求める請願署名」の活動を報告し、良い経験をすることができました。歯科ウェーブの実施も提起され、今後の歯科診療について考える貴重な機会となりました。
開設から5年目を迎え、まだまだ歴史の浅い私たちの歯科センターですが、この2日間で学んだこと、感じたことを活かし、自分たちらしく大きく成長できるよう今後も努力していきたいと思います。
岡山民医連からは初診時に経済状況や生活状況も併せて聞き取り、生活問題の把握に努めているという特徴的な報告がされました。山梨民医連からは待合室で救急蘇生を行ったという報告もあり、松本協立での対応について考えさせられました。私も昨年秋の「保険でよい歯科医療を求める請願署名」の活動を報告し、良い経験をすることができました。歯科ウェーブの実施も提起され、今後の歯科診療について考える貴重な機会となりました。
開設から5年目を迎え、まだまだ歴史の浅い私たちの歯科センターですが、この2日間で学んだこと、感じたことを活かし、自分たちらしく大きく成長できるよう今後も努力していきたいと思います。
長野中央病院 ICU師長 吉田 綾
私は長野医療生協に入職して今年で11年目になります。約2年前に集中治療室の師長に就任しました。生死の境を乗り越えて元気になった患者さんの姿を目の前にした時など、看護師としての喜びとやりがいを感じさせられます。
職責となった今は、新卒看護師が患者さんと必死で向き合おうとしている姿や緊急の場で騒然とした中、必死で患者さんのケアにあたっている看護師の姿にたくましさを感じ、職員の成長に喜びを感じます。
当ICUは2:1看護体制が確保されています。しかし、緊急が日常の中、もっとゆっくり患者さんや家族に関わりたいのに余裕がありません。患者さんや家族の気持ちに寄り添った看護ができているのだろうかと葛藤し、やりがいを感じなくなる状況に陥ることもあります。
一般病棟でも、7:1看護導入の影響で看護師確保が困難な状況となり、10:1看護に全力で対応しているのが現状です。どの現場においても患者さん一人ひとりにもっとゆとりを持って関わりたいという思いは同じです。安全・安心でなおかつ患者さんに寄り添った看護が実践でき、やりがいを感じ働き続けていけるためにも、みんなで看護改善運動に積極的に取り組んで行かなくてはと思っています。
これまでに民医連の看護師増員を求める署名は100万筆目標を達成し、3度にわたる国会請願で採択を勝ち取りました。08年3月からスタートした新署名50万筆の達成、みんなで語り合い学び合うことを大切にし取り組んで行きたいと思います。
職責となった今は、新卒看護師が患者さんと必死で向き合おうとしている姿や緊急の場で騒然とした中、必死で患者さんのケアにあたっている看護師の姿にたくましさを感じ、職員の成長に喜びを感じます。
当ICUは2:1看護体制が確保されています。しかし、緊急が日常の中、もっとゆっくり患者さんや家族に関わりたいのに余裕がありません。患者さんや家族の気持ちに寄り添った看護ができているのだろうかと葛藤し、やりがいを感じなくなる状況に陥ることもあります。
一般病棟でも、7:1看護導入の影響で看護師確保が困難な状況となり、10:1看護に全力で対応しているのが現状です。どの現場においても患者さん一人ひとりにもっとゆとりを持って関わりたいという思いは同じです。安全・安心でなおかつ患者さんに寄り添った看護が実践でき、やりがいを感じ働き続けていけるためにも、みんなで看護改善運動に積極的に取り組んで行かなくてはと思っています。
これまでに民医連の看護師増員を求める署名は100万筆目標を達成し、3度にわたる国会請願で採択を勝ち取りました。08年3月からスタートした新署名50万筆の達成、みんなで語り合い学び合うことを大切にし取り組んで行きたいと思います。
中信
介護への関心を実感
8月26日、塩尻協立病院の介護職員が、塩尻市の「GAZA」で介護ウェーブの署名活動を行いました。すすんで署名してくださる方もいて、介護への関心の深さを知ることができました。6人が参加し40筆の署名が集まりました。安心して介護・医療が受けられる制度・社会をめざし、1筆1筆を大切にこれからも活動していきたいです。
飯伊
特注ゼリーも大好評
8月27日、健和会病院の一般科病棟と回復期病棟で、夏祭りを開催。ヨーヨー釣りや的当て、おみくじなどの催しの他、すいか割りや『龍峡小唄』の盆踊りをみんなで踊りました。栄養科には夏祭り用のゼリーを特別に作ってもらいました。夏らしくひまわりの形で、花がマンゴーカルピス、葉っぱがお茶ゼリー味で、「おいしい」と大好評でした。
長野
社保テキスト連続講座開催
9月1日から全職員を対象に、1講座30分、昼の部、夜の部合わせて67講座開催予定で始まりました。21講座で参加者のべ870人。講師を務める職責者の熱の入った講義に、参加者からも「誰もが安心して医療福祉を受けられる世の中になる手助けができれば」「選挙に行かなければ」との感想も寄せられるなど、真剣に語り学んでいる毎日です。
上伊那
第7回はびろの里まつり大成功!
組合員・職員が力を合わせ、9月7日当日はなんと950人の賑わい!出店も21店舗と昨年より増え、舞台も大勢の参加で盛り上がりました。特に小学5年生の落語はビックリ!昼には伊那名物白毛もちの振る舞いにみなさんニコニコ!昨年からごみの持ち帰りをお願いし、袋を忘れた方には着ぐるみのうさぎが配布。笑顔いっぱい、お腹もいっぱいのお祭りとなりました。
諏訪
入院患者さんに癒しの音色を
8月6日、諏訪共立病院南病棟サンルームで、共に東京音大を出て各方面で活躍されているフルート奏者の丸山貴菜さんとピアニストの井垣里沙さんの演奏会が行われました。透き通るようなフルートの音色に入院患者さんも職員もうっとり!素晴らしい癒しのひとときを送る事ができました。
長医協
SPDタイムス発行開始
SPDタイムスは、今年6月からSPD運用院所に対して発行、配布を開始しました。発行は不定期で9月3週現在、No.9を配布中です。医材の価格情報や生産中止・仕様変更のお知らせ、長期休暇中のスケジュールなどSPD関連の情報が満載です。ご愛読、よろしくお願いします。