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長野県民主医療機関連合会

アクセスマップ

〒390-0803
長野県松本市元町2-9-11
民医連会館2F
TEL.0263-36-1390
FAX.0263-33-1229

機関紙:長野県民医連

第226号 2009.03.25

上伊那医療生協でSOSネットワーク広がる

年末年始、テレビで報道された「年越し派遣村」の映像は、派遣切りやリストラの深刻さを映し衝撃的でした。しかし、同じ事態が私たちの身近でも起きています。
上伊那医療生協では窮地に陥った雇用喪失者、移住外国人を支えようと「上伊那医療生協SOSネットワーク」を立ちあげ、活動を広げています。

「SOSネットワーク」立ち上げまで

組合員センター入口にポスター
組合員センター入口にポスター

上伊那医療生協が、伊那市商店街の空店舗を借りて「まちかど健康チェック」をはじめたのは、2007年4月のこと。その頃から、「ブラジル人や外国籍の人に定期的な健康チェックができないものか」という相談があり、2008年12月にブラジル人オーナーの店で実現しました。その時、「今まで一緒に働いていた日系ブラジル人の内、もう半分は国へ帰った」「1か月間仕事がなく、収入もない」という話を耳にしました。
また、箕輪町の木下・西部支部の運営委員の三井芳美さんは、町の国際交流事業で親しくなった日系ブラジル人の人から、相談を持ちかけられました。「市役所で通訳の仕事をしていて、毎日40件を超す日系ブラジル人からの相談が寄せられるが、自分ではどうにもならない」というものでした。内容は「数日間なにも食べていない」「子どもが生まれるのに、お金がない」など、待ったなしのものばかりでした。
医療生協では本部役員や相談員が当事者から詳細に聞き取りを行い、地域の問題として理事会に報告、1月30日に上伊那医療生協とブラジル人が共同して移住外国人はじめすべての雇用喪失者支援をすすめる「SOSネットワーク」の立ち上げが決まりました。

アンケート調査で実態を把握
アンケート調査で実態を把握

2月7日には木下公民館で、「上伊那医療生協SOSネットワーク仲間の集い」が75人の参加で行われました。日系ブラジル人も約60人が参加し、「SOSネットワーク」が発足しました。
活動はすぐに具体化され、食糧や生活必需品が寄せられました。毎週土曜に、提供された物品の支援活動を行っています。すでに米3t、ジャガイモ2tを配付しました。
事前にブラジル人のみなさんが仕分けをしています。

「自分たちがやらなきゃ」を実感

寄せられた物資の仕分け
寄せられた物資の仕分け

担当者として木下・西部支部の運営委員会に参加している、組合員センターの冨沢勉さんは語ります。
「運営委員会で、『困ったことは何でも医療生協へ』と言ったら、すでに相談を受けていた三井さんから『困っている人がいるから、相談にのってほしい』と話がありました。
組合員センターで報告すると、すぐに野口専務、水野部長、小山相談員が日程を合わせて話を聞きました。組織的にすぐに対応できてよかったです。
ワーキングプアなどはテレビではよく聞きますが、都会の話だと思っていました。三井さんから話を聞いて『箕輪でもあるんだ、現実に身近に起きているんだ』と、ドキドキしました。『自分たちがやらなきゃ。評論している場合じゃない』と実感しました」
3月8日の「いのちとくらしを守る3・8緊急集会」には職員・組合員150人が参加。伊那ケーブルテレビや長野日報で取り上げられ、一般市民からも問い合わせや物資提供の連絡がありました。

3・8緊急集会
3・8緊急集会

そのほか、送迎ボランティアさんが、届いた玄米を精米に持って行ったり、職員も物資の提供を行っています。ある職場では、昼食で資金をつくろうと、職員向けに「SOSネットワークカンパメニュー」を企画しました。社保委員会ではSOSネットワークを財政的に支援するためのバザーを準備中です。
3月末の雇い止めにより、さらなる生活破壊が予測される中、食糧、雇用、住宅、教育の支援は不可欠です。自給できるよう、畑や田んぼの借用を要請しています。物資を受け取りに来た人たちは、「ここにくれば仲間がいる、助かるんだ」と安堵して帰ります。

さらに大きな活動へ

地域連絡会ごとに連絡先を替えて、県連全体で3800枚つくりました。各事業所の他、共同組織の協力で地域に張り出します。
地域連絡会ごとに連絡先を替えて、県連全体で3800枚つくりました。各事業所の他、共同組織の協力で地域に張り出します。

回を重ねるごとに支給世帯や何度も支援を受ける人が増えています。事態は日増しに深刻化していて、医療生協の活動だけではもはや対応しきれません。

アンケート調査で実態を把握

そこで求められるのが行政とのタイアップ推進です。上伊那地域の団体が共同し、3月30・31日の2日間にわたり「いのちとくらし・雇用相談会」を伊那市内で行い、弁護士や司法書士、議員に、ネットワークへの賛同と協力を呼びかけます。貧困者の困難な生活を拾い上げるための強いネットワークをつくり、「反貧困・いのちとくらし・雇用を守るネットワーク」として、組織を超えた取り組みの拡大をめざしています。

「最近外国人の姿が少なくなったなぁ」と、気配として感じていたことが、貧困問題として身近に起こっていました。SOSネットワークの取り組みだけでは、根本的な解決はできませんが、問題を身近に感じ、ひとりひとりができることをやる、力を合わせるこの取り組みが、困難な人たちの拠り所となっていることを感じました。(取材・山浦 孝予)

「反・貧困」を合言葉に行動はじまる!

「今日は助かった。またやってほしい」

街頭なんでも相談「駆け込み寺 in 松本駅前」

街頭総合相談「駆け込み寺」

3月7日、松本駅前で、国民大運動長野県実行委員会が街頭総合相談「駆け込み寺」を開催。実行委員会から30人が参加し、テントを張っての相談活動、トン汁・甘酒・おにぎりの提供も行いました。2時間で14人が相談に訪れました。ハンドマイクでの訴えには、客待ちのタクシーの窓が一斉に開き、熱心に聞きいっている姿が見られました。
職員の中には、「じっとしていられなくて」と当直明けで駆けつけた外来看護師や子ども連れの医師の姿もありました。
生活相談に応対した松本市河西部地域包括支援センター相談員の伊藤智道さんは、「『相談に行ったが、ひどいことを言って追い返された』『生活保護を受けているが、支給額が少なくとても生活できない』などは、生活保護行政の貧困さです。派遣切りによる労働相談も多く寄せられ、社会情勢がいかに厳しいかを痛感しました」と語りました。
相談者からは「悩んでいても相談できる機会が少ないので、今日は助かった。またやってほしい」という声があり、相談会の意義はとても大きいと感じました。
(宗田まゆ美)

派遣切りで所持金10円の男性は入院に

東信反貧困ネットワーク街頭相談会

3月13日の相談会では、18人の相談を受けました。相談者の現実は想像以上に厳しいものでした。
[派遣切りされた41歳男性]
2月から車で生活し、所持金は10円。「昨日はおにぎりを2個食べただけ、このままだったら死ぬしかなかった」と言うので、すぐに上田生協診療所の厨房に連絡をとり、お弁当を作ってもらいました。高村京子県議と生活保護申請に行くことにしたのですが、嘔吐・ふらつきがあり、診療所を受診して入院となりました。
[失業中の外国人家族]
1年前から仕事がなく、妻も10月に失業。中学生と5歳の子がいるが、学費が払えず督促状が何通も来ている。半そでTシャツに薄手のジャンパーを羽織ったのみ。就学援助と生活保護の申請にむかいました。
この他、2時間の間にも相談者は後を絶たず思っている以上に深刻な状況だと知りました。次回は、おにぎりや温かい飲み物を準備し、医療生協として健康チェックコーナーを設けることなどを考えていけたらと思います。
(師岡 美紀)

09年介護保険制度見直しで

世論を大きく動かした介護ウェーブの成果で、4月からの介護報酬3%アップが決定しました。しかしこの改定は、抜本的な改善につながっているのでしょうか。その後の「認定審査制度の見直し」とともに大きな矛盾をはらんでいます。この間、全日本民医連は緊急集約された意見をもって厚労省に要請活動を行っています。現場から改定・見直しの問題点を挙げてもらいました。

介護認定制度はどう変わるか?

4月1日以降の申請者から実施。重度者・認知症が低く判定される危険度大!!
松本市河西部地域包括支援センター・塩原 孝子

要介護認定は、介護保険の「受給資格」と「給付の水準」を決定する制度の根幹です。今回の見直しは認定調査、一次判定(コンピューター判定)、二次判定のすべてにわたる内容になっています。

1.見直しの内容
(1)認定調査項目の削減と調査内容の変更
認定調査項目が82項目から74項目に削除されます。削除される14項目には「火の不始末」「暴言・暴行」「飲水」などの認知症の状態像を判断する項目や命にかかわる項目が含まれています。削除項目のうち10項目は「主治医意見書での代替えが可能」としていますが、意見書の様式がほとんど変更されていないので、重要な情報が伝わらないおそれがあります。
また、次表のように判定基準を変えることによって、実際の状態と大きく違った判定になることが予想されます。

■具体的な判定基準
調査項目 対象者の状態等 現 行 新基準
移乗・移動
重度の状態で移乗・移動の機会がまったくない場合 全介助 介助なし(自立)
食事摂取 中心静脈栄養のみの場合 全介助 介助なし(自立)
食事摂取 食べやすくするための介助 介助に含む 介助に含まない
座位の保持 座位状態の保持時間 端座位で10分程度が目安 座り方は問わず1分間が目安

これまでは、介助や見守り等なしで自分で出来る場合を「自立」としてきましたが、新基準では実際に介助が行われない場合も含まれます。極端にいうと「寝たきり」で歩けない場合は「歩行は自立」と判定されるという、信じられないことになります。
(2)一次判定ロジック(コンピュータープログラム)の変更
「要介護1相当の振り分け」や「運動機能の低下していない認知症高齢者」の判定は、これまで二次判定(介護認定審査会)で行われてきましたが、一次判定のコンピューター内で処理されることにより、低く認定されるおそれがあります。
(3)認定審査会による二次判定方法の変更
これまでは要介護者の「状態像」に基づき必要な変更を行ってきましたが、改定では、コンピューターが算出する「基準時間」で推計される「介護の手間」を判断材料の基本におくことが強調されています。全国的に蓄積された「統計資料」も審査会の資料から削除されます。一次判定からの変更は容易でなくなるということです。

2.見直しは何をもたらすか?
新たな方式への移行によって、さらに「軽度判定化」が進みます。厚労省が09年1月に公表した資料によると、全体の2割(20.1%)が軽度に認定されると報告されています。要介護1では18.7%が「軽度に判定」され、予防給付に移されます。要支援1では3.8%が非該当となり、介護保険サービスから外されます。最も重度の要介護5でも18.7%が「軽度に判定」されるという結果が出ています。
今回の「要介護認定制度の見直し」の本質は、介護給付費の抑制にあります。今後、高齢化が進んだり介護報酬の改定で介護費用が増えたとしても、制度の「入口」で給付対象者をコントロールできるようにして、介護給付費を抑えていく本格的なシステムにすることがねらいなのです。

「自己負担増」か「サービス縮小か」利用者さんに重い負担

在宅総合ステーションながのケアマネジャー・近藤 友子

介護保険制度は、介護度により支給限度額が定められています。支給限度額の範囲内であれば、1割の自己負担でサービスを受けることができますが、支給限度額をオーバーした分については全額自己負担になります。
たとえば脳梗塞後遺症で重度の片マヒのAさん(要介護度2)の場合は、「家族に迷惑をかけたくないからリハビリを頑張るんだ」と、週2回の通所リハビリと老健施設へのショートステイでのリハビリ、自主トレに励み、なんとか、四脚杖などで屋内独歩レベルを維持しています。また、訪問介護で週2回の入浴をしています。19,480単位の限度額をわずかに超過していて、超えた分は自費(現在は6500円前後)になり、さらに通所リハビリやショートステイ時の食事代、居室代で約4万5000円を支払っているので大変ですが、年金で何とかやりくりをしています。

■4月からの介護保険改定で下記の表に示すように利用者さんの負担額が増えることがわかります。
<現行> → <改定後>
  1回の単位一回の単位     一回の単位
訪問介護 402 週2回 訪問介護 482(特定事業所加算Ⅰ含む)
通所リハビリ 842 週2回 通所リハビリ 854(体制強化加算Ⅰ含む)
ショートステイ 945 12日前後 ショートステイ 1209(体制強化加算、夜勤職員配置算、個別リハ加算療養食加算含む)
福祉用具レンタル 1か月 2330 ベッド・杖など 福祉用具レンタル 変更なし

改定後は同じサービスでも約2万7000円の限度額オーバーです。支給限度額が変わらなければ自費分をどこまで負担できるのでしょうか。また介護度が下がれば支給限度額も下がり、自費でもっと支払うかサービスを削るかの選択になります。要介護1になれば福祉用具は今のようにレンタルできません。介護現場にも経済格差が今以上に影響します。
事業所は、経営を維持するためには加算を取得するしかなく、加算すれば利用者は、自己負担の増額を余儀なくされ、強いてはサービスの縮小をせざるを得ない状況になりつつあります。利用者さんに必要なサービスを保障できるよう、国は介護保険に対する負担を大幅に増やすべきです。

どうなる、介護労働者の待遇改善

老健はびろの里事務長・太田 範子

08年から行ってきた介護ウェーブで、私たちは税金投入による介護報酬増額改定を要求してきました。しかし、私たちが望む5%以上の改定にはならず、3%(施設系1.3%・居宅系1.7%)にとどまりました。過去に4.7%削減されているので到底納得のいく改定ではありません。4.7%は、はびろの里の1か月の収益約300万(年間約3600万)相当で、改定であてはめを行っても、収益減を取り戻すところまでは至りません。
削減される中でも、「ユニットケアを行いたい」という介護職の思いを大切に、知恵を出し合い、逆に介護職を増やし経営を守りながらユニットケアを実現してきました。
09改定の中身は加算に重点が置かれ、本体(基本)報酬の増額幅は少ないです。ケアの質を上げるために先行投資で介護福祉士の採用を積極的に行ってきたので、キャリア加算が新設された事は評価できます。しかし、あわせて実施しようとしている認定新システムは、今のままでは利用者が必要な介護サービスを利用できない状況があり、各事業所の収益減が予測されます。利用者、事業所を守るためにも認定システムの改善要求は急務です。
税金を投入し利用者負担がなく、ヘルパーをはじめすべての介護労働者の待遇改善に向けて、「5%以上で本体報酬増額改定」の実現に向け、ひきつづき運動を展開することが重要です。

メインスローガンは「医療、福祉、憲法を学び、伝え、未来に受け継ごう」第11回長野県民医連学術運動交流集会ひらかれる

2月28日、松本大学キャンパスでひらかれた学術運動交流集会には、職員、共同組織、学生合わせて450人、112演題が発表されました。

仕組まれた格差・貧困は解決できる尾藤弁護士記念講演

尾藤弁護士記念講演

記念講演は、尾藤廣喜弁護士の「あらゆる分野においての『格差社会』とこれからの『社会保障』を考える」。年末年始に年越し派遣村が全国民に示したものは、「日本では貧困は克服された」といわれてきたがそうではなかったこと、セーフティネットとしての雇用保険、医療保険が機能していない実態。さらに、生活保護でも救われなかった人の最後のセーフティネットが刑務所である現実について、報告がありました。
人材派遣-人間を資材扱いして使い捨てにする企業の社会的責任、格差は仕組まれたものであることなどを、豊富な資料をもとに、痛快な切り口で語り、「目から鱗が落ちる」思いでした。会場からの質問にもこたえ、「一つ一つの事例を握って離さないことが解決策を生み出していく、制度は必要に応じて変えていける」ことなど、医療・福祉に携わる私たちにも活かせる、力を貰える講演でした。

8分科会に112演題

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午後は8つのテーマに分かれて分科会が行われました。第6分科会では「ポジショニングと地域医療」を主なテーマに、14の演題発表がありました。
診療所のデイケアを小規模型通所介護施設に再編した例、老健増床や新診療所建設、中央エイド新設で業務改善、長医協のSPD事業など、地域の要望に応えつつ採算性を熟慮した取り組みは、他法人・事業所でも検討の価値のあるものでした。
もうひとつ、第5次医療計画対応として、各院所の事務長・院長による、連絡会内センター病院のポジショニングの演題が続きました。各病院のやりたい医療、目指す医療とは別に、医療費の効率的な配分が目的の医療計画によって病院の機能が振り分けられる矛盾が浮き彫りになりました。医療法に対応しつつ、地域の中で輝く病院であるために、それぞれの病院の生き残りをかけた模索が続くのだと感じました。
最後の全体会では、松本協立病院から「在宅酸素患者が自由に旅行と宿泊ができる社会を目指して」の指定演題報告が行われました。
(大見 元子)

シリーズ発言 いのちを大切にする国へ(11)

健和会病院・消化器内科 医師 塚平 俊久

健和会病院・消化器内科 医師 塚平 俊久

1996年9月16日のメジャーの○○新聞1面には、次のような見出しが躍ります。「医者余り時代へ人員抑制のメス」「厚生省は15日、2000年ごろから供給過剰になる事態が予想されている医師数の削減に本格的に取り組む方針を決めた」「医学部の定員を10%削減,保険医70歳定年導入も」等。そしてご丁寧に、「2000年には必要医師数を供給医師数が上回る」根拠のないグラフも一緒に掲載されています。
最近机を整理していたら、この記事のコピーが出てきました。当時私は教育委員で、時々民医連を語る講師をしておりました。その教材としてこの記事を使っていたことを思い出しました。「『医者余り時代にメス』なんて調子のいいキャッチコピーを掲げていますが、内容をよく吟味すると厚生省の言うままの内容を掲載しているだけであって、日本はGDP比の社会保障費や医師数が欧米に比べてはるかに少ないのが現状です。現場で医師の疲弊に直面している私には、とても納得のいかない内容です。日本を代表する大新聞でも内容を一つ一つ吟味しなければならないし、さらには故意に世論を誘導している可能性さえあるわけです」といったような語り口だったと思います。
今、医師数削減のこんな記事を書いたら袋叩きになると思いますが、当時は世論はそんな空気だったのでしょう。今回、この記事を久しぶりに見て、最初は、偉そうに講師をしている十数年前の自分を思い出して笑えてきましたが、だんだん恐ろしくなってきました。今となってはその誤りを歴史が証明している臨調行革路線、とくに医療費削減政策を推し進めるための世論形成はこうして行われていたのだということです。
私の後悔はあの時、ある程度気がついていながら、それ以上動き出せなかったことです。十数年前に始まっていた医療崩壊の芽は、今悲惨な花を咲かせていますが、今私たちの目の前にも同じような「芽」がきっとあるはずです。目の前にあるニュース・新聞をそのような目で見つめて、見つけたらそれが芽のうちに摘まないと、また十数年後に後悔することになると思います。そうならないように「今」行動を起こすことを、1996年の記事を偶然見つけた私の使命と考え、述べさせていただきました。

東南西北

上伊那

イラスト

合格おめでとう!

3月11日、上伊那生協病院で、「新1年生合格を祝う会」が開かれました。参加者は模擬面接などでつながりのあった看護師をめざす高校生4人。看護師や奨学生となごやかに語らい、勉強や実習のことなどを聞いていました。病院から贈った合格祝のナースステートを手に、笑顔が輝いていました。

南 信

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たのしいひなまつり♪

3月3日、グループホームさくらでの初めての「ひなまつり」を迎えました。ホールが狭いため、七段飾りを飾ることができず、おだいり様とおひな様だけしか飾れなかったのは残念ですが、ひな人形の前で「ちらし寿司」など御馳走を食べ、全員で「ひなまつり」を歌うなど楽しい時間を過ごしました。

中 信

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安全・安心の病院に

3月5・6日、塩尻協立病院で5s活動全職員学習会が行われました。ダンボールを使ったり、いらない布で手作りの壁掛け医療材料入れを作ったりと、各職場の工夫が発表されました。「ぜひ、参考にしたい」「まず、物を捨てることが大事」などの感想が出されました。
※5s=整理・整頓・清潔・清掃・しつけ

飯 伊

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楽しく学んだ記念例会

3月9日、健和会九条の会結成3周年記念イベントを行いました。ピースクイズ・ピーチャリDVD上映等、労組青年部やJBなどの若手職員が中心となって盛り上げました。松川高校教諭小川幸司先生の斬新な切り口の近代史・憲法講演にも参加者は聞き入りました。他院所の「会」の方にもお薦めです!!

長野

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おいしいね! 餅つき大会

2月25日、老健ふるさとで恒例の餅つき大会が行われました。本格的にかまどを使ってもち米を蒸し、臼を使って餅をつきました。地域のボランティアさんの協力も得て、ふっくらとしたお餅がつきあがりました。利用者さんからは「美味しい」「久し振りに食べた」と大好評でした。

東 信

ph

栗田ゆうゆうを見学

3月7日、東信医療生協主催のボランティア交流会が行われ、20人余が参加。毎年、研修も兼ねていて、今年は長野医療生協のグループホーム「栗田ゆうゆう」を見学。長野駅近くの古民家を改築し、6人のお年寄がゆったりと生活していました。見学後の昼食交流会では「私たちも泊まりの施設をつくろう」と、盛り上がりました。


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