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長野県民主医療機関連合会

アクセスマップ

〒390-0803
長野県松本市元町2-9-11
民医連会館2F
TEL.0263-36-1390
FAX.0263-33-1229

機関紙:長野県民医連

第240号 2010.07.10

8月8日 長野県知事選挙 松本たけしさんの支援を決定!! 後戻りをゆるさず、明るい県政へ力をあわせましょう

松本 たけしさんプロフィール

1951年生まれ。安曇野市在住。母は絵本画家いわさきちひろさん。父は元衆議院議員で弁護士の松本善明さん。祖母の岩崎文江さんは元松本蟻ヶ崎高校同窓会長。
東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。1977年に世界初の絵本美術館となる「ちひろ美術館」を、1997年に「安曇野ちひろ美術館」を設立。2010年5月まで館長を務める。
2002年から8年間、長野県信濃美術館・東山魁夷館館長を務める。
内外の絵本原画展審査員を歴任し、世界中の優れた絵本画家の作品収集に力を注ぐ。ちひろ美術館のコレクションは世界最大規模。エリック・カール絵本美術館(アメリカ)名誉理事。
おもな著書に『母ちひろのぬくもり』(講談社)『安曇野ふわりふわり』『ちひろと一茶』(信濃毎日新聞社)、『安曇野 ちひろ美術館をつくったわけ』『アートを楽しむ生き方』(日野原重明氏との共著)『ちひろ美術館の絵本画家たち』(新日本出版社)など。

イラスト

●「長野県民医連」(04年4月)に「平和を願う一冊の絵本」という題で一文を、05年の県連学運交では、「ちひろが願ったこと」と題し講演をしていただきました。


松本たけし後援会公式サイト http://www.takeshi-support.jp/

民医連が参加する「明るい県政をつくる県民の会」(以下県民の会)は、8月8日(日)投票の長野知事選挙で、前信濃美術館館長の松本たけしさんを支援することを決めました。 県政を変える絶好の機会となる今回の選挙について、岩須靖弘県連事務局長に聞きました。

民医連が加盟する「県民の会」が松本たけしさんの支援を決めましたね

今の村井長野県政は、危険で無駄な浅川ダム建設を推進し、そのために県の借金を過去最高に増やし、その一方で医療・福祉をはじめとする県民サービスを大きく削っています(詳しくは県民の会のビラや県連総会決定集を参照)。このような県政を共産党をのぞく政党が支えています。
今回の知事選で、県民の会は県民要求実現のために、
 ◆村井県政の継承を許さず転換する
 ◆基本的な要求・政策で一致する
 ◆幅広い層と共同する

という3つの立場で、候補者について検討してきました。そうしたなか、松本たけしさんを推す「わくわく信州」から、協力依頼がありました。
松本たけしさんが発表した政策は、子ども・自然・文化を大切にする、お年寄りや障がい者を大切にする、働く人の雇用を守り産業を輝かせるという基本的立場から、私たちの要求が数多くとりあげられています。さらに、可能な限りコンクリートによらない治水対策(浅川ダムの「検証」)も盛り込まれています。
これらにより県民の会は、全会一致で松本たけしさんの支援を決定したのです。

「松本たけし知事誕生」で実現したい重点政策は何ですか

県民のくらしを守り医療・介護・社会保障を充実させる施策にしっかり予算配分する県政に転換することです。
たとえば、子どもなどの福祉医療費の窓口無料化です。子どもの病気の際、お財布の心配なしに受診できる「医療機関窓口で支払わなくて済む方式」が多くの人びとの願いであり、全国では34都府県が実施しています。長野県もこの制度を実現すべきだと思います。
特養への入所を待っている方々は毎年増え続けています(待機者2006年3827人→2009年4793人)。県の施設整備計画は実情にみあうように引き上げ、特養など施設整備予算を増額すること。使いやすい宅幼老所、ショートステイなどの在宅福祉の強化や介護保険利用料の軽減などを実現したいですね。
松本たけしさんの政策が実現できるように、運動をひろげ県民世論で後押ししたいと思います。

民医連は具体的に知事選挙にどうとりくみますか

知事選は、職員の学習と自発性を尊重しつつ、条件があればいわゆる業務時間でも行う社保活動の重要な一環です。それは憲法が生かされる長野県をめざし、民医連綱領を実践実現していく活動です。
隣の群馬県では昨秋、知事選の運動と世論の高揚により、選挙では勝利できなかったものの、全国で初めて15歳までの所得制限なしの医療費無料化を実現しました。選挙活動自体が要求実現のチャンスです。ましてや、勝利できれば県政が県民本位に大きく転換します。力をあわせて、松本たけし知事実現のためにがんばりましょう。

「明るい県政をつくる県民の会」

くらし、教育、医療などに関わる県民の切実な要求をもちより、それらを実現する県政を目的に、共同する意思のある団体・個人で結成。これまでの知事選挙では統一候補を立てて活動し、「県政シンポジウム」などを開催。現在、民医連、県労連、民商、農民連、新日本婦人の会、日本共産党など37団体が参加している。

高齢者の受療権を守るための総訪問行動・長野

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長野中央病院では、全日本民医連が提起した「高齢者の受療権を守るための総訪問行動」に取り組みました。外来看護師が中断患者さんを選出し、外来医事課が事務局となって5月10日~21日までを集中行動日としました。職員延べ44人が参加。訪問件数32件のうち、16人と話すことができました。
行動に参加した医事課1年目の竹内さんの感想を紹介します。

まず事前に電子カルテを閲覧して、「病名は何か」「どれくらい前から中断しているのか」などの下調べをしました。そして、患者さん宅への経路や移動手段の確保などの下準備を行った上で、2人の看護師と一緒に訪問しました。
1回目は不在でしたが、2回目にご家族と話すことができました。中断の理由をうかがったところ、経済的な理由ではなく、「体がより不自由になって通院が困難になってしまったため、往診をしてくれる医師に変更した」ということでした。この患者さんにとって病院に来ること自体が大きな負担となってしまっている実情を知りました。
今回の総訪問行動を通じ、普段の業務ではうかがい知ることができない患者さんの固有の背景を知る事ができ、「より患者さんの視点に立った上での対応」というものを考える良い機会になりました。常に心に留めていきたいと思いました。

新シリーズ 新綱領を読む(1)

この綱領を1人でも多勢の人達に

伊那谷健康友の会・副会長 折山 安弘

民医連綱領

健和会病院の創立時から、「働く人の病院」とし、期待して参加してきました、共同組織(友の会)を意識して活動し始めたのは、10年少し前からです。
半世紀ぶりに「民医連綱領」が改定され、理解を深めようと、何度か目を通しました。
自公政権から、民主党鳩山政権に変りましたが、後期高齢者医療制度や、普天間基地問題と、政治と金で国民の支持を失い、退陣しました。これは自公政権と同様に「大企業ベッタリ」「アメリカいいなり」政治、を切り替える事が出来なかった結果です。菅内閣にも大きな期待はできません。
いま国民が期待しているのは、綱領の表題にある「無差別・平等の医療と、福祉」の実現です。この壮大な目標を、共同組織と共に、生活向上、社会保障の拡充、平和と民主主義のために運動してきた事実と、営利を目的とせず、事業所の集団所有を確立し、民主的な運営で活動してきたことも感心しています。
日本国憲法は、国民主権、平和的生存権、基本的人権は、侵すことのできない普遍的権利と定めています。この基本に立ち詳細に6項目の目標を銘記して多くの方や、団体と手を結び共同組織と力を合わせて活動していく。この綱領はだれにでも納得できます。
確信して友の会を大きくする決意です。


7月11日は参議院選挙! 9条・25条を活かす政治へ。私たちの1票を活かしましょう。

マンガ

消費税増税でいのちは救えない

現政権は、財源を示すことができない中で、いよいよ消費税に頼ろうとしています。消費税は所得が少ない人ほど負担が重くなる上に、大企業の負担がまったくないという最悪の税制です。そんな「不公平」な税制は「いのちを救う」社会保障の財源にはまったくふさわしくありません。

全日本民医連ポスター低所得者ほど負担の重い消費税グラフ

職員向け公開講座のお知らせ

県連4年目研修会での小森陽一氏講演を職員向けに公開講座とします。ご参加ください。

日 時:
7月15日(木)11時~12時40分
(研修会は9時45分から始まっています)
会 場:
松本市勤労者福祉センター 大会議室
講 師:
小森陽一氏(東京大学大学院教授・「九条の会」事務局長)
テーマ:
「憲法を守る・憲法で守る」

申し込みは不要です。直接会場へおいでください。

ピーチャリ!フーチャリ!2010年信州反核平和自転車リレー熱く!! チャリダー97人!サポーター300人超!

今年のチャリダー(自転車の漕ぎ手)は全県通し・短距離合わせて97人。応援してくれたスタッフは、共同組織のみなさんを含めて300人を超えました。「平和の大切さを自分らしくアピールしたい!」「行動を起こしたい!」と民医連職員が、自主的に始めたこのイベントも今回で4回目。6月12・13日と2日間かけて長野市から飯田市まで走り抜けました。
今回は、戦争は最大の環境破壊・資源の浪費であるとエコに注目し、てんぷら廃油で動く自動車が伴走しました。そして今年も立ち寄った事業所での工夫をこらした発着セレモニーや心のこもったもてなしに元気と勇気をもらいました。参加した熱い想いをそのままに・・初参加のフレッシュな職員と応援してくれた共同組織の方に感想を寄せてもらいました。
(諏訪共立病院・古池 智)

信州反核平和自転車リレー1日目〜2日目の写真

通しチャリダーに挑戦

松本協立病院・Sさん

写真自転車で走った長野-飯田間の道のりは、山あり谷ありで厳しいものでした。しかし、ピーチャリでタスキを繋いだ仲間、準備や応援をしてくれた方々のおかげでこの道のりも最後まで乗り越えていくことができました。
僕たちはピーチャリを通して、争い合うことよりもみんなで協力しあうことの方がよりよい世界を作っていけるということを訴え続け、実際にそれを形にできたと思います。これからも人生というペダルをずっとこぎ続けていこうと思います。

来年も走ります!

松本協立病院・Aさん

松本協立病院から塩尻協立病院まで走りました。日頃の運動不足のせいか苦しかった時もありましたが、サポートのスタッフさんや沿道の声援に励まされ、無事にタスキを引き継ぐことができました。短い区間でしたが達成感を得ることができました。
平和を守っていくためには、平和について学び行動することが大事だと思います。ピーチャリで周りの人たちにもアピール出来たのではないでしょうか。
塩尻でいただいたカツカレーはとてもおいしかったです。ごちそう様でした。

若い人の姿に元気をもらっています

上伊那医療生協組合員さん

写真 毎回予算内での献立つくりに苦慮していますが、みなさんが漬物や煮物などを持ち寄ってくれるので、頑張って作っています。若い職員との準備もなかなか独創的で楽しいです。毎回『余ったら持って帰ろうね』と言いながら作るのですが、いつもきれいに食べてくれるので張り合いがあります。継続は力なりで、この催しも定着しつつあります。平和を守るということは地道な活動が大切なんだなと思います。若い人たちががんばっている姿に、毎回元気をもらっています。(談)

東南西北

東 信

がんばれ!別所線

がんばれ!別所線

デイサービス元気倶楽部まゆでは、厳しい状況の別所線を応援しようと、雄大な山並みをバックに走る別所線電車のちぎり絵を作成中。縦1m横3.5mの大作です。新緑と美しい稜線の色合いを表現するため、ペーパータオルを顔彩で染めた紙を使っています。出来上がる日が楽しみです。

上伊那

「願いをかなえる」プロジェクト始動

「願いをかなえる」プロジェクト始動

老健はびろの里療養棟では、今年度から「利用者さんの願いをかなえる」お手伝いをはじめました。1人目は長く帰っていなかった「自宅のようすを見に行きたい」と外出。次の人の「お墓参りがしたい」という願いも実現することができました。ご家族の協力があってこそですが、なかなか行くことのできない場所で、利用者さんは最高の笑顔でした。

諏 訪

御柱祭で熱気

御柱祭で熱気

今年は諏訪地方で7年に一度の御柱祭がありました。期間中は天候にも恵まれ、大勢の人が集まりました。その中で諏訪共立病院JBは、焼きそばと飲み物の販売を行いました。お昼には地域のみなさんはじめ多くの観光客に買っていただき、大盛況に終わりました。

中 信

「胃ろう」説明の場面を寸劇で

「胃ろう」説明の場面を寸劇で

6月2日(水)、院内倫理委員会主催の「終末期医療を考える全職員集会」が89人の参加で行われました。
前半は具志堅院長が「終末期医療における当院としての考え方」を講演。
後半は、胃ろうについて医師が家族に説明する場面を寸劇で紹介。さまざまな場面で関わる医療者の立場や家族の思いなどについても意見交換されました。

飯 伊

全職員にピーゼミ報告

全職員にピーゼミ報告

5月28日(金)、健和会病院の全職種症例学習会として、県連第3期ピースゼミナールの報告会が行われ、約50人が参加しました。ゼミ生3人が韓国での平和研修など昨年度1年間の活動と、ゼミを通じて得たことを発表しました。会場からは「戦争を知らない若い世代が平和を訴えることに意味がある」などの感想が出されました。

長 野

ゆうゆうまつり開かれる

ゆうゆうまつり開かれる

6月13日(日)、グループホーム栗田ゆうゆうで、第1回「ゆうゆうまつり」が行われ、80人を超える地域のみなさんが来所。マジック、手話コーラス、フラダンスなども披露されて賑やかなまつりとなり、入居者さんが感動のあまり涙する場面もありました。まつりを機により地域の中で認められる事業所になるようにしたいと思います。

映画「いのちの山河―日本の青空II」に730人【中信】

協立病院と健康友の会などでつくる「いのちの山河」上映実行委員会では、4月25日の塩尻会場に続き、5月30日松本勤労者福祉センターで上映会を行いました。中信各地から550人が集まり、2会場で730人が観賞しました。映画が終わると会場からは大きな拍手が起こり、ハンカチで目頭を押さえながら、「良い映画を見せてもらった」という感想も。また、「医療差別を持ち込んだ後期高齢者医療制度の即時廃止署名の運動」への訴えを塩原実行委員会事務局長が行い、「生命が尊重される政治を実現しよう」と訴えました。

【参加職員の感想】

映画「いのちの山河―日本の青空II」

「豪雪・貧困・多病」という問題を抱えていた東北山間部の岩手県沢内村。冒頭の雪道をひたすら歩いて村に帰郷するシーンでは、見ているだけでも疲れてしまいました。村長の深澤さんは、生存権を規定した憲法25条の精神を大切に考え、老人医療無料化、乳児医療無料化にふみ切り、全国初の乳児死亡率ゼロをも達成しました。村の人々が、力を合わせて様々な苦難に立ち向かう姿、自分たちの生存権を主張し、人間の命の大切さを訴える姿に涙が止まりませんでした 。
今、命の問題を考えるとき、当時村のスローガンであった「健やかに生まれ、健やかに育ち、健やかに老いる」という言葉が今の日本には必要だと感じました。この映画に出会えて本当に良かったです。

(松本協立病院・田中さん)



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