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長野県民主医療機関連合会

アクセスマップ

〒390-0803
長野県松本市元町2-9-11
民医連会館2F
TEL.0263-36-1390
FAX.0263-33-1229

機関紙:長野県民医連

第260号 2012.04.25

ようこそ 長野県民医連へ

今日から仲間 入職おめでとう!

見開き1,4ページはPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。(3.7MB)

長野県民医連機関誌260号1-4面 見開き1,4ページはPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。(2.9MB)

福祉医療の窓口無料を求め、阿部県知事と懇談

県連・事務局次長 唐沢 一夫

長野県民医連も加盟する「福祉医療給付制度の改善をすすめる会」は3月29日、署名を提出し県知事と懇談しました。乳幼児、障害者の医療費窓口無料を求める運動は継続的に行って来ましたが、今回、4万筆を超える署名を集めたこと、知事に直接要望を届けたことで大きな節目の行動となりました。

職員と共同組織の皆さんで集めた署名も、この4万筆の中に...
職員と共同組織の皆さんで集めた署名も、この4万筆の中に...
要望書を手渡す「福祉医療給付制度改善をすすめる会」坂本会長(左)
要望書を手渡す「福祉医療給付制度改善をすすめる会」坂本会長(左)

今回の要請項目は、①子どもや障害者等の福祉医療給付制度は現行の自動給付方式をやめ窓口無料にすること②制度のあり方を検討する場をつくり、子どもの親や障害者などの当事者を参加させることの2点です。
知事と担当課長が出席し、これまでに集めた4万3491筆の署名を長野県平和・人権・環境労働組合会議のみなさんと一緒に手渡し、懇談しました。
知事からは「県議会で質問もいただき、問題意識を持っている」「そもそも仕組みづくりは国のしごと」「財政が厳しい」などの発言がありました。
参加者は「3か月後に戻ってくるが、いったん窓口で支払うことが困難な場合がある」「他県から引っ越してきた人から、窓口で支払いを求められて驚いたという話をよく聞く」などと訴えました。
今回、知事と直接懇談できたことは成果です。「福祉医療給付制度の改善をすすめる会」は、2013年度予算に反映させるため、6月県議会での請願採択をめざし「団体請願署名」に取り組みます。
私自身4人の子どもがいます。風邪などの感染症はあっという間に兄弟間に広がり、日替わりで受診し、病院と薬局の支払いは相当な金額になります。「なんとしても窓口無料を実現させたい」そんな気持でいっぱいです。
民医連で働く3200人の職員が運動の主体者となり、共同組織の皆さんと一緒に窓口無料化を実現させましょう。

■は乳幼児医療の窓口無料を実施していない11の道と県(2012年1月 全国保険医団体連合会調べに基づいて作成)

なないろの家がオープン

訪問は20回、新規事業説明会は30回

なないろの家がオープン

「生協ケアセンター春近なないろの家」は4月1日開所、2日に利用者と共にセレモニーを行いました。事業内容は小規模多機能型居宅介護(登録25人、宿泊定員9人)、認知症対応型共同生活介護(2ユニット・居室定員18人)の複合型事業所です。直下型地震などにも災害拠点となるよう機能・設備も充実させました。
住民説明会や工事説明会からスタートし、開設予定地での草刈り隊(2回)・バーベキュー、伊那まつりの花火を見る会・焼き肉会、地域訪問行動、上棟を祝うつどいなど、開設までの1年間に様々なプログラムや取り組みが日曜・祝日を問わず楽しく旺盛に取り組まれました。組合員・職員が共に取り組んだ「地域一斉訪問」対話活動は20回以上、健康班会などでの新規事業説明も30回を数えました。
これからも職員・組合員が地域で一緒に力を出しあい、地域のよりどころとして発展させていきます。
(上伊那医療生協・水野耕介)

医療生協組合員宅などへの訪問活動

● 長野中央病院 事務 酒井 勤

東京大学死生学応用倫理センター 清水哲郎氏

3月4日、松本市で県連医活部倫理委員会と東京大学死生学応用倫理センターの共催による臨床倫理早春セミナーが開催されました。医師4人、弁護士1人、共同組織の方4人を含む60人が参加しました。講師は、同センター特任教授の清水哲郎氏と特任研究員の会田薫子氏でした。

講義は、医療従事者の姿勢とも言える「倫理原則」に基づいて、医学は身体的状況や治療を通して人の命や生きるに注目するが、患者本人は「自分の命の主人公」として「物語られるいのち」を価値の源にしている。だから、治療方針決定のプロセスでは、個別の「物語られるいのち」への配慮が必要になる。そして、家族も当事者として考える事。
人生の終末期における人工的水分・栄養法(AHN)の選択は、適応を考え医療者と本人、家族間の話し合いのプロセスが重要である事。栄養補給の差し控えは「餓死させる」事ではないなど、明快でした。
セミナー後半は、AHNをめぐる2事例を8つのグループで検討しました。情報や時間の不足はありましたが、多職種での討論は意義深いものがありました。日々直面する問題でもあり、今後もセミナーを希望する声が聞かれました。
(松本協立病院・赤木富美子)

(注)AHNとは高齢者ケアの現場において、何らかの理由で飲食できなくなった時の、人工的水分・栄養補給法( artificial hydration and nutrition)の略

東南西北

東 信

合格おめでとう!

合格おめでとう!

3月22日、上田生協診療所では3人の学生を招いて合格お祝い会を開きました。11年度に行った高校生模擬面接に参加し、晴れて看護学校に合格した学生です。新しい世界に歩み出す、キラキラ輝く笑顔がとても印象的でした。参加した職員も若かりし時を思い出し、元気をいっぱいもらいました。

上伊那

原発について、見て学んで考えよう!

原発について、見て学んで考えよう!

上伊那生協病院では職員有志の呼びかけで、4月9日から『チェルノブイリハート』『100000年後の安全』のDVD上映会を1週間ずつ連続で開催しました。初日には地域の方も参加。未来の日本の姿を連想する映像に衝撃を受けました。今後は脱原発活動家の山本太郎さんを上伊那に迎えようと計画中です。

諏 訪

つるみね共立診療所デイケア開所式

つるみね共立診療所デイケア開所式

つるみね共立診療所デイケアの増築工事が完了し、3月26日に開所式を行いました。定員は38人。かなり余裕をもたせ、入浴施設は浴槽を2つ増やし、ゆったりとした個浴。リハビリスペースも確保し、個々の状態に合わせたリハビリを提供しています。地域の方に愛され、信頼される施設をめざします。

中 信

力を合わせて阻止しよう!

力を合わせて阻止しよう!

3月24日、「社会保障と税の一体改革」の本当のねらいを考える市民集会が塩尻市総合文化センターで行われ、約100人が参加。鹿教湯病院名誉院長の市川英彦先生の講演のほか障害者団体、保育士などさまざまな分野から発言がありました。JAなどの協賛も得られ、力を合わせて阻止をしなければと強く感じた集会でした。

飯 伊

手をつなぐ杜の会、第10回総会ひらく

手をつなぐ杜の会、第10回総会ひらく

3月31日、はやしの杜を支えている「手をつなぐ杜の会」定期総会が行われ、51人が参加しました。健和会病院の今村淳子作業療法士による「脳の若さを保つには〜認知症予防のお話」のほか、「平和の庭づくり」や年間参加者5200人をこえる「うたごえ喫茶」、植栽活動など、この1年の活動が報告されました。

長 野

「低たんぱく食」を作ってみました

「低たんぱく食」を作ってみました

4月14日、長野中央病院で腎臓病教室の一環とした調理実習が行われ、患者さんと家族13人が参加しました。栄養士らから低たんぱく食と調理のポイントの説明の後、実際に低たんぱく米によるチャーハンやチンジャオロース、無塩菜などを作りました。子どもから大人まで笑顔あふれる調理実習となりました。


日々の業務に結び付け、自分はどうするのか考えた」

全日本民医連第40回定期総会方針学習月間 始まる

全日本民医連総会では憲法と民医連綱領の立場から、要求で一致する新しい国民的共同の運動を大いに拡げる「架け橋」になろうと決議しました。管理者、医師集団をはじめ、総会方針を全職員が学び、討論しあう大運動が始まっています。

[学習会実施状況:3月末到着]

地域連絡会 内容
長 野 長野・東信合同医局合宿
東 信 長野・東信合同医局合宿
中 信 塩尻協立病院連続学習会(4回)
松本協立病院職場長研修会
諏 訪 諏訪共立病院看護部総会
上伊那 健和・伊那医局合同合宿
上伊那生協病院学習会
飯 伊 健和・伊那医局合同合宿
ゆいの里全職員学習会
長医協 全員学習済み
県 連 トップ管理者研修会

学習会参加者の感想(教育月間ニュースより)

◦3・11の震災にて民医連としての支援対応の早さを「すごい」と感じました。昨年3月にちょうど「共立」に就職しようと考えていた時期であり、支援に行くことを知り、すばらしいことであり、その手助けになりたいと思いました。現在の職場で、民医連の活動を生かしていけたらと思っています。
◦民医連綱領の立場から国民的共同の「架け橋」にとの言葉に感動した。架け橋になれる為に、今、この機会に日々の仕事をふり返り、看護の理念を実践していきたい。病気をみるのは当たり前で、同時に「人」をみる事ができるのが民医連だと考えている。余裕がなくても、このことを忘れずにいきたいと感じた。

「ソレイユ薬局」がオープン

上伊那ひまわり企画の2つ目の薬局「ソレイユ薬局」が4月2日にオープンしました。介護用品販売ショップも併設されています。スタッフ3人の小さな職場ですが、患者さん、利用者さんに喜んでもらえる民医連の薬局づくりをめざします。
(上伊那ひまわり企画 辰ノ口与司彦)

手をつなぐ杜の会、第10回総会ひらく

全国JB 次回は長野県で開催!

3月24〜26日、仙台市で行われた「全国ジャンボリー(JB)inみやぎ」は400余人が集い、長野県連から13人が参加しました。1日目は前夜祭、2日目の午前は全体学習会、午後はフィールドワーク、夜は運動会で交流しました。最終日は班討論をしました。長野中央病院から参加の和田民史さんのリポートです。

職員と共同組織の皆さんで集めた署名も、この4万筆の中に...
職員と共同組織の皆さんで集めた署名も、この4万筆の中に...

私は2日目のフィールドワークで、仮設住宅での縁日企画に参加しました。健康チェックや屋台での食料配布、太鼓やチア(すべて現地の有志団体)の発表が行われました。私は健康チェックに参加し、「避難所には医師や看護師が来てくれたが、仮設住宅へは来ない」「病院にかかりづらくなった」「仮設住宅では3軒隣りには誰が住んでいるか分からない」などの話を、直接聞くことができました。
現地はまだまだ「復興」とは言えず、今後も行政への働きかけが重要だと痛感しました。私も継続的な支援をしたいと思います。
2013年の全国JBは、24年ぶり3回目となる長野県での開催になります。たくさんの職員の参加と協力をお願いします。

中信連絡会平和活動交流集会ひらかれる

今年度も平和活動を広げよう

職員と共同組織の皆さんで集めた署名も、この4万筆の中に...

4月7日、松本市駅前会館で第3回中信連絡会平和活動交流集会が開催されました。今春入職の新入職員16人を含む71人が参加。まず、うたごえサークルの皆さんの先導で全員の声を響かせてからの開始となりました。
基調講演は元職員前県会議員の備前光正さん。自身のアウシュビッツ強制収容所訪問から民医連職員にとっての平和活動の意味を語ってもらいました。戦争の悲慘さ愚かさを再認識し、平和活動に取り組む大切さを感じました。
また、昨年ピーゼミ・辺野古支援に取り組んだ5人の職員から、参加して獲得した貴重な経験が報告されました。今年の原水禁世界大会への参加職員からの決意表明もあり、新年度の平和活動のスタートダッシュとなる有意義な集会となりました。
(松本協立病院・小沢 康士)

読者の声

北野先生が、震災を機に福島へ戻られる決心をされたのはすごいことだと思います。昨年の3.11の大震災・福島原発の事故によって、今まで営まれてきた地域での支えあいが難しくなっていることがわかりました。地域の人たちの見守りによって、支えられていた「K・Tさん」の生活。震災前の様には行かないけれど、少しずつ良くなってきているのが感じられました。先生の記事の最後の方の「先の見通せない状況ですが、『私の仕事として』患者さんと正面から向き合って行きたい」との言葉が印象に残りました。(Mさんより)


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