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長野県民主医療機関連合会

アクセスマップ

〒390-0803
長野県松本市元町2-9-11
民医連会館2F
TEL.0263-36-1390
FAX.0263-33-1229

機関紙:長野県民医連

第263号 2012.07.25

勇気を持って"最後の1滴"に 「脱原発」を発信する中川村村長 曽我逸郎さんをたずねて

上伊那郡中川村は農業を中心とした緑豊かな美しい村です。曽我逸郎(そがいつろう)さんはその風景と人の温かさに魅かれて移住し、6年前から村長を務めています。3・11以後、「脱原発を目指す首長会議」への参加やメディアへの積極的な発言が注目されています。6月16日のピーチャリや上伊那の脱原発デモ行進でご挨拶いただくなど、民医連とも心強い接点が生まれています。

原発は誰かの犠牲の上に成り立っています

曽我村長(中川村村長室にて)
曽我村長(中川村村長室にて)
大飯(おおい)原発の再稼働が強行されましたが

「理解に苦しむ」という一言に尽きます。福島の事故でいまだに多くの方が大変な生活をされています。その方々を放置しながら、元になった原発を稼働させるという考えがわかりません。「自分の責任で」という首相も責任の取りようがないのは福島を見れば明らかです。
高齢者や病人を理由にしましたが、その方たち以外で夏の数週間、午後のピーク時だけ15%節電すればすむ話です。中部電力武豊火力発電所の所長は、テレビ放送休止を提案しましたね。コンビニも週替わりで営業するなど、無謀な再稼働より、徹底した節電計画立案に取り組めばいいのです。

原発には以前から疑問を?

原発はウランを採掘する人、原子炉で働く人、近隣住民の被曝という犠牲の上に成り立っています。使用済み核燃料は十万年という単位で人類を脅かします。誰かに危険を押しつけながらの贅沢や便利さはおかしいですよ。
広告代理店に勤務していた時、電力会社の担当を命じられましたが、原発のPRをするのは嫌だからと断りました。上司に「お前も電力のおかげで生活しているじゃないか」と責められましたが、「原発依存分の30%を節電します」と、エレベーターを使わないなどしました。節電はそんなに大変ではないです(笑)。

自然エネルギー活用の動きが盛んですが、村としてはいかがですか?

村の施設や避難所に太陽光パネルを取りつけていますが、今のところ代替エネルギーは考えていません。国や大学、大企業で研究したもので村に合う方法を取り入れたいと思います。今は、これまでの電気の使い方を見直す時だと思います。

家族も共同体も文化も引き裂いた原発

「日本で最も美しい村」連合認定証を手に。村長を囲んで新家編集委員と小林編集委員(右)
「日本で最も美しい村」連合認定証を手に。村長を囲んで新家編集委員と小林編集委員(右)
福島県飯舘村と交流されているそうですね

「日本で最も美しい村」連合のなかまです。昨年に続き、今年も8月のどんちゃん祭りに来ていただく計画が進んでいます。昨年6月には私たちも飯館村を訪れました。
飯舘の菅野村長は「までい」(ていねいの意)な村づくりをすすめていました。若いお嫁さんをヨーロッパに研修に出して建築や畜産を学んでもらうなど、これまでにない農村をつくろうとしていました。
私は村長として、中川村の温かな共同体が明日も変わらずにあることを大事にしたいと思います。しかし、放射能はそれを許しません。
菅野村長は「除染をして2年で村に帰ろう」と言うけれど、一緒に村づくりをしてきた酪農家は「無理じゃないか」と。家族の中も、仕事か赤ちゃんかで意見が分かれる。毎年、裏山の祠に近所の人が集まって、飲んで食べて笑いあったのに、そういう文化も伝統も仲間も家族も断ち切られてしまいました。


6月16日、ピーチャリ隊に激励のあいさつ
6月16日、ピーチャリ隊に激励のあいさつ

変わらないようでいて変化は起きています

首相官邸を囲む抗議行動が日に日に大きくなっています

3・11以降、これまで「空気を読んで黙っていた日本人」が声をあげるようになりました。多くの人が「再稼働はまずい」と思っている...それが今の「空気」です。黙殺していたメディアも報道せざるを得ません。
 大飯原発のゲート前の抗議行動も、これまでの福井では考えられない。統制がとれていて、雨にぬれる警官に傘をさしかけた人もいましたね。
 滴がコップに溜まる時、途中には何の変化もありませんが、最後の1滴が落ちた途端ドッとあふれます。政治もそうではないでしょうか。変わらないようでいて滴は溜まり続けているのだと思います。

民医連職員へメッセージをお願いします

私は『通販生活』という雑誌のアンケートで「全原発即時停止・廃炉」と答えましたが、少し過激にフライングしてみると、「あ、そうだな」と続く人が出ます。それで政治が身近な、少しましなものになるかもしれない。
民主主義は多数決ではありません。お互いに異論があってもそれを自由に発言できることです。みなさんの一歩がコップの水をあふれさせる最後の1滴かもしれません。勇気を持って恐れずに行動してください。

取材/7月5日 聞き手/小林千里・新家かず美編集委員

「水俣病大検診」行われる 最後の1人まで救済を! 主催・不知火海沿岸住民健康調査実行委員会

6月24日、水俣市・出水市・天草市の6会場で検診が行われ、全日本民医連からは医師140人を含む836人(長野県連からは医師2、看護師4、事務4)の職員が参加しました。検診により集計可能な1394人のうち1261人(87%)に水俣病の症状があると診断されました。

参加者から

長野中央病院・医師 水谷 順一
検診待合室
検診待合室

6月24日、熊本の水俣病健診に参加してきました。
水俣病は痛覚、触覚などの感覚障害が目立つのが特徴で、症状を自覚している方や、水俣病だと自分でも考えている方がほとんどでした。
40代の若い方も多く、「なぜ今まで受診しなかったの?」と問うと、「娘が嫁に行くまでは」とか「仕事上認定されると都合が悪い」といった被差別が原因と思われる理由がほとんどでした。中には「チッソにお世話になったから」という理由もありました。患者認定されるときっと「恩知らず」と言われるのでしょう。
このような状況をみると、他の薬害や公害も訴えている人はごく一部で、実はその背後に数倍の被害者がいるのだろうなと容易に想像がつき、自分から申し出なければ認められない日本の制度のおかしさを感じました。
ところで水俣病被害者の補償は軽い方は医療費が無料になるだけ。重い方は医療費無料に加えてたった200万円ほど給付されて終わりって知っていますか?あきれました。

南信勤医協・看護部長 佐藤 文子
左から南信勤医協・佐藤文子部長、健和会病院・赤澤智之医師、安藤和代課長)
左から南信勤医協・佐藤文子部長、健和会病院・赤澤智之医師、安藤和代課長)

私が診療介助で出会った方は、みな神経症状が強くあり、感覚障害と頻回に起こるこむらがえりを訴えました。
長崎在住の60代の女性は23歳で出産。オムツが濡れているのが手では分からず、オムツを頬に当てて確かめたそうです。病気に対する偏見が強いので「診断されたら、長崎に住めない」と言います。 
今回検診に来られた方は、家族がチッソの職員、家が漁業、小さい頃水俣の親戚の家でよく魚を食べていた人でした。他の医療機関にかっかたけれど、何の触診もされず判定されなかったので今回の検診に来たという方もいました。
「水俣病救済特別措置法」が10年5月に施行され、これまで何の救済策もなかった人にも救済の道が開かれ、申請の受付が始まりました。しかし、国は今年7月末に救済申請を終了するといいます。救済すべき人はたくさんいます。全員救済まで責任を持つべきです。

心に響いた復活の笛「コカリナとうたのコンサート」

東信医療生協25周年記念行事行われる

会場と一体となったコカリナ演奏/コンサート成功に笑顔の実行委員のみなさん

7月7日、信州国際音楽村ホールこだまで25周年記念と、「震災を忘れない」活動として、「コカリナとうたのコンサート」を行いました。
演奏はコカリナの第一人者で上田市出身の黒坂黒太郎さん夫妻。全国で被災地支援コンサートを行い、収益金は必要経費を除き被災地へ送られます。震災から1年半が経過しましたが、被災地の苦しみは続いています。息の長い支援を続けていくことが必要です。
当日は340人の参加者で満員となった会場とステージが一体となり、美しいコカリナの音色、ピアノやハープ、歌声に心を包み込まれるようでした。医療生協のテーマである「出会い・ふれあい・支えあい」を感じることができました。
職員・組合員もコカリナ演奏に加わりましたが、昨年の7月7日に亡くなった父が病床で私のつたない演奏に「うまくなったな」と言ってくれたことを思い出し、胸が熱くなりました。
(上田生協訪問看護ステーション・湯田 明美)

総会・総代会ひらかれる

長野医療生活協同組合 第57回通常総代会/6月24日

検診待合室

病院第9期増改築工事は、後継者育成・5疾病5事業への対応・外来の混雑解消・耐震補強の実現をめざし、来年5月竣工予定で現在工事が進んでいます。診療所、介護事業所ではそれぞれの特色を活かし、医療と介護の連携をいっそう強めた事業活動に取り組みます。
3500人の組合員と1億3千万円の出資金増やしの目標をやりきると同時に、医療生協の原点である健康づくり、まちづくりの課題を旺盛に進めます。また、今年は国連が提唱した「国際協同組合年」、TPP交渉参加反対や消費税増税反対など協同組合間の連携を広めます。
(専務理事・谷口 亮一)

東信医療生活協同組合 第28回通常総代会/6月23日

あいさつする西澤新理事長
あいさつする西澤新理事長

総代会は、出席総代数144人(本人出席116人、代理人出席3人、書面議決30人)で、第1号議案から第6号議案の全ての議案が可決承認されました。
12人の総代から質問や意見が出され、新規事業の前進的な取り組みや医師採用の要望など活発な意見交換が行われました。参加総代から「医療生協の未来を感じた」という感想も寄せられ、新たな医療と介護の複合型施設づくりに向け、弾みのつく総代会となりました。役員改選も行われ、新理事長に西澤弘行氏が就任しました。
(専務理事・中澤 祐一)

上伊那医療生活協同組合 第28回通常総代会/6月24日

脱原発をアピールする青年職員
脱原発をアピールする青年職員

通常総代会が開催され、提出7議案を可決しました。今年度は、いのちの大運動をすすめ、医師確保・看護師確保・介護職員確保を図りながら医療・介護体制を整える年度とします。介護事業は、開設した「なないろの家」を軌道にのせることと、飯島町(診療所の移転と新規介護事業)と伊那市(介護事業拠点つくり)で準備活動を進め、状況により着手することを決定しました。累積赤字の圧縮、ISO9001の取得もめざします。
(専務理事・野口 正泰)

中信勤労者医療協会 第38回定期総会/5月26日

3/11松本城公園で開かれた
3/11松本城公園で開かれた"さらば原発集会"

今回の特徴は、激動の情勢の下で行われたことです。
古畑理事長は、原発再稼動・介護保険制度と福祉現場・税と社会保障の一体改革の動きにふれ、「民医連の院所施設に対する期待は大きい。皆さんと共によりよい医療制度、福祉制度をつくるために奮闘したい」と挨拶しました。
今年度の事業活動として、医療・福祉の活動に旺盛に取り組み、友の会との共同の取り組みを強め、無料低額診療事業を進めます。また、社会医療法人の取得を進めます。新しい役員を選出し、奮闘を誓い合う総会になりました。
(専務理事・三村 功)

南信勤労者医療協会 第39回定期総会/5月26日

南信勤労者医療協会 第39回定期総会/5月26日

昨年度は電子カルテ導入、病院機能評価更新受審、つるみね共立診療所デイケア施設増築工事、そして2011年度決算では経常利益3050万円確保することができました。
2012年度は以前より要望の強かった介護老人保健施設をはじめとする小規模多機能施設、デイケア施設含め、既存のショートステイひまわりの家の隣地に、高齢者福祉センター(仮称)を設置します。
また現在、一般の医療法人ですが、より公益性の高い「社会医療法人」を取得します。経営は報酬実質マイナス改定の中でも、2.7%の増収をはかり予算達成を全役職員一丸となって取り組みます。
(専務理事・清水 晃)

医療法人(社団)健和会 第38回定期総会/6月10日

飯田中央診療所は耐震性を高めるために改修を予定
飯田中央診療所は耐震性を高めるために改修を予定

定期総会では、2011年事業報告・決算等を承認し、2012年事業計画・予算を決定しました。2011年度は東日本大震災への支援に始まり、5月からDPC(診断群包括払い)病棟を1病棟追加、9月から無料低額診療開始などに取り組み、経営面でも3期連続の当期利益を計上できました。
2012年度は、昨年延期した自家発電装置の更新をはじめ、耐震診断で改善が必要とされた飯田中央診療所建物の改修または移転の検討、医療法人形態変更の検討開始などの事業計画を承認しました。また、新入職員の自己紹介と決意表明が行われました。
(専務理事・林 憲治)

生活の場から患者さんの声を聴こう

法人中期研修2012で88人が訪問

解決につながった事例も報告されたグループワーク
解決につながった事例も報告されたグループワーク

諏訪共立病院では、この間、外来患者・訪問看護利用者の減少が目立ったため、「患者、利用者さんのお宅に伺い、生活の場での声・希望・要求を教えてもらう事が大事では」と教育委員会で討議しました。
 そこで、中期職員(入職5年以上、主任職責以外)の研修として該当者2人がペアで訪問し、ご本人と家族の健康状態、生活で困っている事、4月以降のサービスの負担はどうか、病院に望むこと等の聞き取りをしました。
 さらにグループワーク(GW)で事例を持ち寄り、問題を掘り下げ、民医連が「生きる」をどう支え、今後必要な支援は何か、法人や自分の課題は何かの意見交換をしました。88人44組を半日ずつ6回に分けてのGWでは活発な討議がされ、「ペアの勤務調節が大変」「深夜明けだったが行って良かった」「すごく話してくれ、デイケアでの表情と全く違った」「GWで指摘され、問題に気づいた」等の意見がでました。
 訪問した中には対象の患者さんと同居している娘さんから、少し離れた村で独りぐらしをしているご主人の母親の相談をされました。「高齢で体調が悪く寂しがるが、2人は世話が出来ない。どうしたらいいか困っている」というものでした。早速、MSWが相談に乗ることになり、「来てくれたから相談できた。気が楽になった」と大変喜ばれました。
 すべての事例で直接問題解決にはならなくても、「受身の研修では体験しない感動と学び」が得られた研修でした。
(教育委員・山本 しのぶ)


6月県議会 他県実施の無料化を決断できず 「県民のすべての願い」なのに。

9月16日 県民シンポジウムで声を広げよう

意見陳述を述べる番場医師
意見陳述を述べる番場医師

福祉医療給付制度を進める会は、372団体(うち地域医師会1、地区歯科医師会4、福祉団体多数)から賛同が寄せられた「窓口無料を求める団体署名」を県議会に提出。7月4日の健康福祉委員会では番場誉医師(長野中央病院小児科)が意見陳述しました。
 「窓口無料化はすべての県民の願いであり、根拠なく手数のかかる償還払い制度は転換を。窓口無料化は決してマイナスではない」という訴えに、多くの議員はうなずいていました。
 しかし全国の37都府県が実施しているにもかかわらず、吉川彰一議員(下伊那)が、無料化になった場合の財政負担を持ちだし、請願は可決されずに継続扱いとなりました。
 「進める会」では県民世論を大きく広げるために、9月16日(土)松本勤労者福祉センターで県民シンポジウムを開催する予定です。松本協立歯科センターから歯科医師も発言予定です。

介護報酬改定影響調査記者会見

記者会見をする県連推進委員
記者会見をする県連推進委員

7月10日、介護ウェーブ推進委員会が、緊急に取り組んだ影響調査の結果を記者会見。新聞7社、テレビ4局、他2社から取材を受けました。信濃毎日新聞では「訪問介護の生活援助時間変更による影響」、信越放送(SBC)では「改定による介護事業所の経営の厳しさ」をそれぞれ取り上げ報道。介護ウェーブ推進委員会では、現在実施中の県連外事業所(約1000事業)への同じアンケートが集約できた段階で、改めて広く知らせていく事にしています。

ALTA4段階注射法が好評です!

「切らずに治す」内痔核治療

「切らずに治す」内痔核治療:図

健和会病院では、2011年3月に「切らずに治す」内痔核治療法としてALTA4段階注射法を始めました。1つの痔核に4箇所の注射をします。従来の手術法とはちがってほとんど痛みがありません。南信地域では唯一当院でのみ施術可能です。
 今年3月に「健和会病院地域連携室だより」で飯田下伊那地域の開業医・保健師に案内したところ、この手術を希望される患者さんの紹介が一挙に増えました。
 患者さんからは、「痛みのない手術でした。手術を受けてからは、おしりのことを気にせずに好きな運動を楽しめるようになりました」など、喜びの声が寄せられています。
(健和会病院外科医師・ 本田 晴康)

2分で読めるミニ学習

今年も原水爆禁止世界大会が開催されます。核兵器をなくす運動の中で被爆者援護が重要です。今なにが課題でしょうか?

被爆者への国の対策が始まったのは1957年、被爆から12年後のことでした。それまで被爆者は放置され、満足な医療を受けられず命を落とました。
もう黙ってはおられないと1956年8月10日、第2回原水爆禁止世界大会が開かれた長崎に全国から被爆者が集まり、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を結成しました。国民に支えられた運動で、57年に医療法、68年に特別措置法が制定され、現在の「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」に1本化されたのは94年でした。
原爆症は厚労相が認定します。被爆が原因の病気だと医師の診断をつけて申請しても却下され、裁判に訴えなければならない状況が続きました。
原因は、原爆被害を小さく、狭く、軽く扱う国の方針にあります。戦争被害は国民が等しく受忍(がまん)すべきだというのが、被爆者対策の基本方針です。現在の法律を制定するとき、国家補償が大問題になりました。
井出厚相(当時)は、法律に国家補償を盛り込むと国の戦争責任を認めることになり、他の戦争被害に影響するとして拒否しました。これを改めさせるため被爆者は現行法の改正を要求しています。福島の原発事故でも被害を小さく、狭く、軽く扱う国の動きに被爆者は強い危惧を抱いています。
(長友会・藤森 俊希)

※長野県原爆被害者の会(長友会)は日本被団協に加盟する長野県の組織。日本被団協は①再び被爆者をつくらない②核兵器をなくす③国家補償にもとづく被爆者援護法を求めて運動している。



第6回反核平和自転車リレー 300人の参加で県下縦断

6月16日に健和会病院を出発し、17日に長野中央介護センターつるがのゴールまで、沿道に反核平和をアピールしながら6回目のピーチャリが行われました。

長野中央病院・看護師 島田 真至

長野中央病院・看護師 島田 真至

私にとって4回目のPチャリは、列の最後尾で遅延者の参加中止を判断するという、より運営側に近い形での参加でした。
スタートでは院所ごとに固まっていましたが、2日目の三才山峠では分け隔てなく声をかけあい、励ましあい、峠では後から来る人とハイタッチ! 違う組織でも同じ目標を掲げて進めば、最後は一体となれることを実感しました。
日本には原発の廃炉を求める団体がいくつもあります。核兵器も同じ原子力です。一緒に声を上げていけるのではないでしょうか。どんなに長く急な峠でも漕ぎ続けることが大切。それは平和も同じだと思います。

漕ぎ続けよう!平和に向かって

三才山峠に到達!
三才山峠に到達!
ゴールは「長野中央介護センターつるが」。入居者のみなさんも一緒に迎えてくれました
ゴールは「長野中央介護センターつるが」。入居者のみなさんも一緒に迎えてくれました
長野中央病院・看護師 島田 真至

 諏訪共立病院 事務 矢田智加子

6/16・17のPチャリに参加しました。正直きつかったです。雨は降るし、坂はきつい。でも、いろんな人からのあたたかい声援や出迎えに励まされました。自転車をこいで、応援するなかで、Pチャリはいろんな人たちでつくられ、支えられているのだと実感しました。
 「平和ってなんだろう」この問いにも直面し、自身も自転車をこぐことで発信しました。人とのつながりをつくり、平和について考え、発信できるPチャリに参加できたことは大切な経験になりました。

東南西北

県 連

次回の全国JBはどこでしょう?

次回の全国JBはどこでしょう?

次回の全国JBの開催地を皆さんご存知でしょうか? 2013年9月7日〜9月9日の予定で「長野県」で開催されます。開催まで1年半を切った6月29〜30日に全国JB現地実行委員会事務局合宿が行われました。JB発議者の1人で全日本民医連元事務局次長の川口貞勝さんの講演を聞き、また委員同士の交流も深めました。

長 野

消費税NO!大飯再稼働NO!

消費税NO!大飯再稼働NO!

7月6日、長野医療生協は消費税増税法案強行採決と大飯原発再稼働に抗議する昼休みデモを行いました。組合員・職員約100人が、横断幕や創意工夫したプラカードを掲げ、「増税反対」「原発再稼働反対」などのシュプレヒコールで市民にアピール。夜は湯浅健夫県社保協事務局長を講師に緊急学習決起集会を開催しました。

諏 訪

すべての法人で新人を迎えて

すべての法人で新人を迎えて

6月22日、諏訪地域民医連新入職員歓迎会が行われました。今年はすべての法人が新入職員を迎えて盛大に行われました。医科法人、保険薬局、社会福祉法人、NPO法人などさまざまな事業所の職員が交流を行うことができ、ラストは恒例の井上医師率いるスワキョーバンドによる演奏で会場が一体となりました。

中 信

明るく語った「生老病死」

明るく語った「生老病死」

7月3日、塩尻健康友の会たのめ支部で健康づくり医療懇談会が開催され、35人が参加しました。廣瀬医師の医療講演、健康チェック、バランスボールと盛りだくさんの内容でした。廣瀬医師からの「どんな風に最期を迎えたいか?」の問いには「ピンピンコロリがいい!」など明るい雰囲気の中語り合いました。

飯 伊

「平和について考えよう」

「平和について考えよう」

  7月6日、社会福法人林の杜で「みんなで平和について考えよう」をテーマに学習会を行い、24人の職員が参加しました。DVD鑑賞とピースゼミ参加者が「沖縄米軍基地の現状」を報告。その後、グループワークで討論しました。最後に原水禁世界大会参加者へ託す「千羽鶴」を折りました。

東 信

季節感のあるメニューが好評

季節感のあるメニューが好評

上田生協診療所の厨房は、毎月1回は行事食を行い、7月は七夕と土用の丑の日の2回です。法人内の通所介護事業所にも昼食を届けます。行事食は旬の素材を使い、季節感のあるメニューが喜ばれています。また、厨房職員の手作りのメッセージカードも好評です。委託前と同様のぬくもりある食事を心がけています。

上伊那

あってよかった

あってよかった"いちごハウス"

上伊那医療生協の病児保育「いちごハウス」は一昨年から職員を対象にはじめ、昨年4月からは箕輪町と南箕輪村から委託も受け、住民にも喜ばれてきました。7月から住民の保育料が全額町村負担となり個人負担が0円に。また、町への働きかけにより町村補助対象外だった職員の負担も0円となり、頑張ってきたことが報われました。

長 野

ふるさとまつりに940人

ふるさとまつりに940人

7月8日、老健ふるさとで第15回ふるさとまつりが開催されました。晴天の下約940人が参加する大盛況のまつりとなりました。模擬店や健康チェックや舞台発表などは今年も好評でした。出汁の濃度の違う4つのみそ汁の味をテイスティングするという「味覚チェック」が大人気でした。

長野県連 ぐるっと事業所めぐり③

飯伊 グループホームこかげ

グループホームこかげ

2004年9月に開設して8年目。天竜川、飯田市が一望できるところにあります。認知症の方々が家庭的な雰囲気の中で、職員と共同生活をしています。毎朝の掃除、洗濯干しなどできることは利用者の方と一緒に行い、利用者の方々の希望や様子に合わせてのんびりと過ごしています。毎月の行事では蕎麦打ちをしたり、大道芸人が来てくれたりとボランティアの方々にも協力をいただいています。
利用者が重度化してきたこともあり、これまでに3人の方の看取りを経験しました。これからも利用者さんがどのような状態になっても安心して暮らせるよう、ご希望に沿った支援に取り組んでいきたいと思います。
(管理者・知久 悦雄)

飯伊 グループホームこかげ
  • 所在地
  • 〒399-2603 長野県飯田市下久堅知久平1715-1
  • 連絡先
  • TEL.0265-28-8110(Fax 兼)
  • 事業内容/サービス種類
  • 認知症対応型共同生活介護
  • 定 員
  • 9人(平均介護度3.4)

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