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長野県民主医療機関連合会

アクセスマップ

〒390-0803
長野県松本市元町2-9-11
民医連会館2F
TEL.0263-36-1390
FAX.0263-33-1229

機関紙:長野県民医連

第281号 2014.03.25

全日本民医連総会長野県で初開催

全日本民医連第41回総会報告

長野県民医連・事務局長 岩須 靖弘

全国から600人を超える代議員が参加
全国から600人を超える代議員が参加
28日は13会場で分散会
28日は13会場で分散会

2月27日から3日間、長野市で開催された全日本民医連第41回定期総会は、28人の長野県連代議員の積極的な発言をはじめ、全国の参加者の活発な討議により大きな成功を収めました。決定された運動方針は、改憲、構造改革、歴史逆行という3つの特徴をもつ安倍政権の暴走と国民の運動との激突の情勢をふまえ、①民医連が憲法を守る課題など、運動の架け橋としてさらに奮闘すること、②無差別平等の地域包括ケアをめざして自らの事業を着実に前進させること、③医師をはじめとする職員養成の飛躍と管理の水準の向上をはかることなどが柱です。
総会には、佐久総合病院の伊澤敏統轄院長や医学連の光武鮎委員長(信州大4年)ら多くの方々が来賓として参加されました。
また総会では、伊藤塾塾長の伊藤真弁護士が記念講演。「憲法を学び使いこなして主体的に生きよう」という呼びかけが参加者に感銘を与えました。
長野県連は1年前から現地設営委員会を発足させ、全日本民医連事務局とともに運営面からも総会を支えました。全国の代議員は、「長野県連の明るさと団結を目の当たりにした」「長野のあたたかい雰囲気に包まれた」などと語っていました。要員として奮闘された皆さん、本当にお疲れ様でした。
総会終了後は、藤末衛全日本会長、熊谷嘉隆県連会長はじめ全日本民医連と長野県連の幹部ら23人で、束原進前県連会長が眠る飯田市の寺を訪れ、七回忌の焼香・献花と総会成功を報告しました。

歓迎企画・会場設営など各連絡会から準備に参加し、代議員を迎えました
歓迎企画・会場設営など各連絡会から準備に参加し、代議員を迎えました

長野県から5人が選出されました

事務局次長に選出されたのは、岩須靖弘さん(非常駐)、木下興さん(常駐)です。新しく理事に選ばれたみなさんに抱負を語ってもらいました。

番場 誉さん(長野中央病院 医師)

番場 誉さん(長野中央病院 医師)

県連からの医師の理事としては上伊那の清水信明先生からの交代ですが、7年前に沖縄辺野古で亡くなった束原進先生からバトンを手渡されたような気もします。これら立派な先輩方のあとですので非常に身の引き締まる思いと同時に、自分にこの任務がつとまるのかという不安でいっぱいでもあります。県連からの他の4名の四役・理事さんの助けを期待しつつ、民医連綱領と全国7万人の民医連の仲間と連帯しがんばりたいと思います。みなさん、無差別・平等の医療、福祉の実現に団結よろしくお願いいたします。

山口とよ子さん(上伊那医療生協 介護福祉士)

山口とよ子さん(上伊那医療生協 介護福祉士)

定期総会に初めて参加させていただきましたが、聞きしに勝る民医連らしさが結集した刺激的な内容でした。全国の仲間のみなさんから勇気と元気をもらい、自分もこの仲間でいられることを誇りに思えました。
第40期は介護福祉部員として全日本に関わらせていただいていましたが、41期は理事ということで、身の引き締まる思いです。介護福祉士からの初めての選出という点で、介護現場の矛盾や課題、もちろん輝きも発信し、全国の情報を県連や介護職員に持ち帰ることができるように精一杯尽力したいと思います。

大原 健博さん(諏訪共立病院 PT)

大原 健博さん(諏訪共立病院 PT)

総会参加は2度目ですが今回は理事候補という立場で座長の重い任もあり、非常に緊張しての参加になりました。伊藤真氏の記念講演では「日本は立憲主義の国であり、与党の改憲草案は根本的に間違っている」事を再認識させられ、各会議でも教訓となる話を聞けました。今総会にはリハ技術者の参加も発言も多く、リハへの関心の高い総会になり、嬉しくもあり責任の重さも感じた総会でした。その代表として頑張らねばと思っております。

2月の大雪災害 そのとき民医連は

2月の大雪災害 そのとき民医連は

2月14日(金)から降り始めた雪で、一時は、高速道路はほぼ県下すべてで通行止め。JRや私鉄も運休、国道18号線や20号線では400台もの自動車が立ち往生となり、交通や物流に大きな被害がありました。県連は安全を第一に考え、予定していた県連学術運動交流集会を中止しました。「災害」としての対応が求められた大雪被害について、各地からのレポートです。

東 信

2月の大雪災害 そのとき民医連は

2月14日からの雪は76cmの降雪量を記録し、上田生協診療所は開設以来、初めて自然災害による休診となりました。この雪で14日分の採血等の検体を乗せた宅配便が軽井沢で立ち往生し、検体の一部が検査できず、後日対象者に電話がけをして再度来院してもらいました。
訪問介護では、15日は朝から、幹線道路以外の除雪が進まない中での訪問になりました。雪かきスコップ持参で車でできるだけ近くまで行き、利用者宅の玄関まで雪をかいてたどり着きました。訪問予定の家に電話をかけ、様子を聞きながら一番近いヘルパーに訪問の振り替え、順番の組み換えなどし、予定の9割を訪問しました。
買い物支援は、事前に必要なものを確認し、できる限り調達してから訪問。お店に品物が並んでいないこともあり、あり合わせで対応しました。
デイケアも休みが多く、代わりにヘルパーが支援に入る場合もあり、訪問しなければ孤立してしまう状況もありました。
歩きすぎで靴が壊れ、雪かきで体中が痛んでも、「何時に着くかわからないけれど、必ず行くので待っていてください」と伝え訪問を続けました。この数日間で体重が2㎏も減ったヘルパーもいたほどです。
この状況の中、「ヘルパー魂に火がついた」多くの職員が使命感に燃えて大変な局面を乗り切りました。数十年に一度の大雪ではありましたが、今後は災害時も想定して、利用者の生活を守る方法を考えていく必要があると痛感しました。

松本協立病院

松本市内は積雪約80cm、幹線道路の除雪はできていましたが、生活道路はすれ違い困難な場所が多い状態でした。15日の出勤困難者が数名。帰宅困難職員、拘束呼出者には病院PSG室などを開放しました。
施設管理中心に14日から連日除雪し、17日の時点で患者駐車場は9割ほど稼働、職員駐車場もかなり除雪できていました。診療体制は継続。通院困難となった透析患者さん数名に対して、透析後入院対応にしたり、病院車で送迎をしました。

塩尻協立病院

15日に来院困難となった透析患者さんのために、翌日曜日に透析を行えるよう体制確保をしました。日勤職員が出勤困難なため、院内泊した準夜職員や深夜職員で日勤体制を組みました。また、院内泊や院内待機した職員の食事を栄養科に依頼し用意しました。
友の会事務局には、一人暮らしや高齢者世帯への雪かき等の相談があれば病院に要請するよう伝えました。

上伊那

ヘルパーステーションみどりでは、訪問が困難なものに一変しました。雪が深くて車が進まなくなったり、道があるはずなのに雪原に埋もれてしまい、どこが道だかわからなくなることもありました。仕方がないのでスキーウェアにゴーグル、手にはスコップを持ち、4kmの道を歩いて訪問しました。
杉本所長は、「ヘルパーさん達の安否が心配になり、『無事に帰れた?』とメールでやりとりしました。利用者様も『こんな日によく来てくれたね』と言ってくださったり、『こんな日だでね。来なくても何とかなるよ』と言ってくださるご家族もいました。ありがたいよね。頑張って訪問してくれたヘルパーさん達にも感謝です」と語っています。

健和会病院

2月14〜15日、観測史上最高の積雪85cmを記録しました。
15日は健和会病院デイケア・かやの木診療所デイケア・健和会デイサービスセンターともに受入れを中止しました。翌16日、民商健診は延期したものの、小児科救急当番として99人の患者を受け入れました。
健和会は出勤可能な職員の休日出勤を要請しました。とくに若手職員の活躍によって、週末のうちに雪かきをおおむね終えることができ、17日からは通常どおりの診療を行いました。

ゆいの里

15日、国道からハートヒル川路までの急な上り坂は80cmを超える雪と倒木により通行不能。職員は徒歩で出勤。かわじデイサービスセンターは営業休止。ハートヒル川路は午前8時から午後1時まで停電。同時に断水。昼食を非常用の飲料水や食事でしのぎました。15日は国道までの雪かき。16日に業者によって除雪も進み、かわじデイサービスは要望に応じて一部営業再開。

長野中央介護センターつるが

自主的に介護センターつるがに集まった職員有志により15・16日の2日間にかけて除雪を行いました。しかし、16日午後にデイサービスの送迎が危険と判断し、17日を休業としました。
17日は、デイサービスの職員はセンター周辺と駐車場の除雪、そして独居の利用者の自宅へ出向いて除雪し、翌日の営業に備えました。さらにショートステイの送迎が9人分(入所6人、退所3人)あり、そちらの支援にも入って対応しました。怪我、事故なく18日から通常営業しました。

「隣の支部の活動を知りたい」上伊那医療生協組合員・職員活動交流集会ひらく

「隣の支部の活動を知りたい」上伊那医療生協組合員・職員活動交流集会ひらく

「いろんな集会で上伊那の活動を発表しているが、当の上伊那で隣の支部や班の活動を知らないんじゃないか」という組合員さんの声で、2月22日、初の交流集会を開催。88人(内職員34人)が参加しました。全体会は特徴的な支部の取り組み、分散会は10人ほどのグループで、全員が自分の支部・班の活動や悩みなどを出し合いました。
「職員を講師に呼んでいろいろな学習会をしている」「全組合員訪問を終了した美篶支部に学び上伊那医療生協を広めたい」、職員からは「医療生協の原点を再確認できた」など前向きな声がたくさん寄せられました。(瀬戸 純)

消防署と合同救急事例検討会開催

消防署と合同救急事例検討会開催

3月12日、諏訪共立病院は下諏訪消防署と合同で救急事例検討会を開きました。今年は救急隊が救急現場活動(高齢者が自宅で卒倒した症例等)をシミュレーションで再現。消防署と病院職員とが、救命に必要な点を質疑・確認しました。
また、岩間智院長が血糖測定とブドウ糖溶液投与について講演。救急救命士が行える医療行為が拡大する上での注意点を学びました。(酒井 暁史)

東南西北

3年めの「3・11」。9日に県下11か所で集会やデモが行われました。東京や松本の行動に合流した諏訪を除く5連絡会を紹介します。

飯 伊

原発に「NO」を

原発に「NO」を

3月9日、飯田中央公園で「3・9いやだに原発ウォークin IIDA」と題して集会を行いました。その後、市内を「原発いらないコール」でパレードを行いました。飯伊の各方面から約120人が参加しました。震災・原発事故から早3年が経過します。人類とは共存できない原発に「NO」を確かめ合いました。

東 信

小学生のコールが先導

小学生のコールが先導

集会では、福島から移住者の話や、海外では「北半球全体の問題を日本は小さく扱いすぎている」と言われている話を聞き、改めて問題の重要性を感じました。小学生の男の子の「原発いらない」のコールで先導されたパレードは、車から手を振ったり声をかけてもらったりの反応があり、原発反対の声が少しずつ増えてきていると感じました。

上伊那

青・緑レンジャーも登場

青・緑レンジャーも登場

原発事故を風化させない、福島を忘れない、さまざまな思いを胸に、多くの職員が集会とデモに参加しました。脱原発のメッセージを書込んだ黄色いリボンを掲げたり、着ぐるみのスティッチ、青・緑レンジャーなども登場!商店街や通行車両に手を振りつつ、元気よくシュプレヒコール!思い思いの方法で原発ゼロをアピールしました。

長 野

草の根の取り組みをもっと

草の根の取り組みをもっと

長野市では約400人の参加で行われました。福島から避難している方からの報告で、福島では政府によって楽観論、大丈夫論が流されていること、今も考え方の違いで住民内に分断が起きていることなどが挙げられました。また運動が下火になることへの危惧も出されました。今後ますます草の根からの取り組みが重要と感じました。

松 本

楢葉町出身の信大生が訴え

楢葉町出身の信大生が訴え

「脱原発信州ネットワーク・松本」が呼びかけた松本城公園での集会には約1000人が参加。原発事故後、避難生活を強いられた福島県楢葉町出身の信大生の「安全な所に安心して暮らせるふるさとを二度と失うことのないよう、今の日本がすべき事は原発を0にすること」との訴えの後、松本駅前までデモ行進し、脱原発への思いを一つにしました。

塩 尻

楽器を鳴らして行進

楽器を鳴らして行進

3月9日、全国各地で開催されている脱原発をめざす集会につどう仲間に連帯し、塩尻でも駅前から市街地を行進しました。60人程の行進でしたが、年配の方からこどもまで、楽器を鳴らし、プラカードを掲げ、声を出し、安心して暮らせる社会の構築に向かって頑張ろうと強く訴えました。

職場のケア向上と対象者に向かう姿勢に大きな成果

2013年度 県連看介護研究講座発表会を終えて 運営委員会 山本しのぶ

2013年度 県連看介護研究講座発表会

長野県連では、1984年から「中堅看護婦研修」で研究に取り組み、04年からは対象を看護師介護士とし、看護介護の実践を研究としてまとめることで質の向上をめざしてきました。3月7日の発表会は、科学的裏付けを持って自分たちのケアを報告し、県連で共有、交流する場。所属職場長や看護部長等総勢70人の一大イベントでした。

今回の受講者22人は12事業所から参加。5月以降、6回の講座を経て発表にいたりました。毎回の講座では教育担当師長など13人の運営委員・協力委員がサポートし、講師も務めます。昨年度と今年度は県立看護大学の教授に「研究の基礎」の講義をお願いし、助言指導する立場の委員も受講者と共に学びました。

講評をしてくださった長野県看護大学の有賀智也助教と松澤有夏助教
講評をしてくださった長野県看護大学の有賀智也助教と松澤有夏助教

受講者達は職場で主任やリーダーであり、日々多忙です。業務の中から研究のタネを見つけ、育て、結果まで論文にまとめるのは大変。研究テーマ・方法に思い至らない、進め方で迷子になる、そんな苦労を皆が味わいました。研究計画書をきっちり書けないまま研究に突入し、まとめになってこんな筈では、と苦悩する人も。でも、自分の頑張りと共に周囲を巻き込んでできた研究は、職場のケア向上・ケア対象者に向かう姿勢に大きな成果を上げています。

今回は、「ポータブルトイレ使用時のカーテン棒」「頭部拳上訓練」など身近で多様なテーマが集まりました。講評は看護大の助教授にお願いし、「ケア対象者の情報を取り、相談し、新しい工夫がされている。知識は基本。応用は臨床、事例でしかできない。事例を積み上げてケアのクオリティアップを」と評価されました。今後も、ケア対象者のための研究、という意識で取り組めるよう研究講座の運営をしていきます。

NO WAR! 平和憲法守る私の声 10

上田 澄子(諏訪共立ケアセンター赤砂・事務長)

いったいあの人たちは私達をどこへ連れて行こうというのでしょう。私達の大事な家族、一緒に働く仲間や地域の方々、震災や原発被害から立ち直ろうとしている人達、日本や世界で平和に暮らしたいと思っているすべての人を、連れて行こうとするその先にあるものは?
安倍内閣は、選挙で国民の全面委託を受けたと大暴走を続けています。選挙自体が小選挙区制を中心としており、国民の意思が反映されたものになっていないのに、その選挙の結果得た議員の数を背景に、戦後70年間私達の先輩も含め守ってきた平和を、平和憲法を壊そうとしているのです。
今朝のラジオで解説者が、「首相が憲法の解釈を変えようとしている。集団的自衛権については、今まで多くの議論が交わされ行使できないとなっていたのに、国会の審議もないまま変更しようとしている。その時の内閣しだいでころころと変えることができる問題ではない」と話していましたが、多くの国民がそう感じていると思います。
武器の輸出についても原則禁止となっていたのに、現在の武器輸出三原則は撤廃し、新たに輸出可能なものに変更しようとしています。昨年末には韓国軍に銃弾1万発を提供しました。日本が武器の売買で死の商人と呼ばれるようになりかねないのです。
沖縄の米軍基地辺野古建設の問題で、世界中から著名人が反対の声を寄せているのを見ても、世界は平和を目指して大きく変わろうとしています。日本政府は、沖縄に建設を迫る前にアメリカと交渉するべきでしょう。愚かな戦争ではなく平和的に物事を進める時代に来ているのですから。
憲法9条は、世界に誇る宝です。国によって利害関係があってもそれを武力によって相手を押さえつけるのではなく、対話による平和的解決の道を探る、それがこれからの私達の進むべき道であり、その基にある憲法を何としても守り世界に広げていきたいと考えています。

2分で読めるミニ学習

民医連職員に 今見てほしい映画は なんですか?

渡されたバトン さよなら原発

長野映研では次の2つの映画の上映運動をすすめています。
「渡されたバトン〜さよなら原発〜」は、全国初の「原発」建設の是非を問う住民投票を成立させて、60%の反対で計画を止めさせた新潟県巻町の住民運動をベースにして、ジェームス三木が脚本を書き下ろしたドラマです。
71年に東北電力が計画を発表してから断念するまでの32年間、お金が飛び交い謀略がうずまき、普通の家庭が振り回される姿が、暖かく描かれ思わず引き込まれてしまいます。
「時を撃て多喜二」「赤貧洗うがごとく〜田中正造物語〜」の池田博穂監督が長編ドラマに挑みました。

* *

標的の村

「標的の村」は本土の国民が知らない、知らされていない沖縄を琉球朝日放送が制作、「テレメンタリ年間最優秀賞」はじめ数々の賞に輝いたドキュメンタリーです。
ベトナム戦争時、沖縄県東村高江は「ベトナム村」と称してジャングル戦闘訓練場にされました。現在も住民は「上空の米軍ヘリから銃口を向けられた」と標的にされています。 オスプレイ配備に反対する住民を国が訴えるSLAP裁判も描かれます。この裁判は力のある団体が個人を弾圧・恫喝することを目的としたもので、アメリカでは多くの州で禁止されている事が沖縄でやられている姿も映し出されます。
米軍普天間基地22時間封鎖と強制排除など、とにかく悔しくて見終わったあと声も出ませんでした。

(石井 貴)

※上映会場や自主上映会のお問い合わせは長野映研
 ☎026ー232ー1226まで

山形村から特定秘密保護法廃止をめざす!

友の会が学習討論会呼びかけ

12月6日、国会周辺を埋めつくした多くの人びとの抗議の声の中、特定秘密保護法案の可決が強行されました。
友の会山形支部では危機感と怒りを覚え、より広範な人と廃止を取り組めるよう実行委員会形式での学習討論集会の開催を呼びかけることにしました。

これは絶対に許せない」と前村長も実行委員に
講演する伊藤弁護士
講演する伊藤弁護士
行動提起をする大石所長
行動提起をする大石所長
フロアからも発言が相次いだ
フロアからも発言が相次いだ

「これは絶対に許せない」と前村長も実行委員に

実行委員会は前村長、元村長、前副村長、村議会の中で明確に「秘密保護法」に反対する議員などにはたらきかけ1月に結成されました(実行委員長は百瀬前山形村副村長)。清沢前村長は「これは絶対に許せない。いくらでも自分の名前を使ってもらっていい」と自身の戦時中の体験とも合わせ秘密保護法反対の思いを語りながら賛同されました。
賛成反対含め多くの人が参加しやすいよう「『秘密保護法』を学び考える」とする向きもありましたが、第1回実行委員会にて「明確に『廃止をめざす』こと」を確認しました。

若手弁護士の力強い講演も

3月1日、山形村いちいの里に村内外から60人が集まりました。
学習講演「言論弾圧にいかに立ち向かうか〜特定秘密保護法の危険性と廃止に向けた展望〜」は、79年生まれの伊藤 朝日太郎 弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会)が講師。内閣発行のQ&Aも使って、その矛盾を説明しながらいかに法が危険か、不要か(現行の法律で対応可)などを語り、「ぜひ一緒に施行を止めましょう!」と力強いメッセージもありました。
副実行委員長(上條浩堂 村議)は、閉会あいさつで「運動の大きな波を作り廃止を実現させよう」と呼びかけました。

村議会での廃止意見書採択を後押し

山形村3月議会で「特定秘密保護法廃止を求める意見書」が採択されました。ある議員さんは、この集会に参加したことで明確に保護法に反対となりスムーズな採択に協力されたといいます。集会が参加者に大きな影響を与えているといえます。
今後は小規模の学習会開催を村内の諸団体に働きかけ、紙芝居や寸劇など気楽に参加できるような工夫もして取り組んでいくことを実行委員会で確認しました。

(山形協立診療所 川北邦雄)

実行委員のみなさん(敬称略)
  斎藤 清 (元村長)
  清沢 實視 (前村長)
百瀬 泰久 (前副村長)
  大月 民夫 (村議)
上条 浩堂 (村議)
  柴橋 潔 (村議)
  竹野 園麿 (村議)
  三澤 一男 (村議)
大池 俊子 (村議、山形健康友の会支部長)
  唐沢 完治 (元村議)
  高山 秀子 (元村議)
  武藤 明 (山形健康友の会副支部長)
  古畑 俊彦
(中信勤医協理事長)
大石不二雄 (山形協立診療所長、山形村9条の会代表)
実行委員長 ○副実行委員長)

長野県連 ぐるっと事業所めぐり15

長野 三本柳デイサービスミント

レッドコードを使ったトレーニング
レッドコードを使ったトレーニング

「ミント」2階では、午前と午後に分かれたが約3時間のデイサービスを行っています。食事や入浴はなく、リハビリ職員が中心となり、利用者さんの希望や体の状態に合わせたプログラムを作成し、レッドコードやマシンを使用した運動を行っています。現在はヨガなど新たな体操を取り入れ、利用者さんが楽しみながら運動できるようにしています。
また、介護保険の他に長野市の介護予防事業の受け入れや、介護保険対象外の自費事業など、介護予防にも力を入れています。
病気や痛みがあっても、運動をすることで動作が安定し、仲間同士で話をすることで、「家事をしてみよう」「出かけてみよう」など、気持ちが前向きになる方が多くいます。手足だけでなく『心が動くデイサービス』をめざしています。

(宮澤 旬)


長野 三本柳デイサービスミント
  • 所在地
  • 〒381-2246 長野県長野市丹波島1丁目800
  • 連絡先
  • TEL.026-254-6116 Fax.026-254-6118
  • 事業内容
  • 1階/9:30〜16:00のデイサービス。
    定員1日15人
    2階/午前・午後に分かれた短時間デイサービス。
    定員各10人

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